吹田操車場跡地 大規模に整備される「吹田貨物駅 & 緑と水につつまれた健康・教育創生拠点」
-吹田貨物駅-
吹田市と摂津市にまたがる「吹田操車場」は、1923年に操業を開始し、当時は日本最大規模を誇る物流拠点として経済活動や国民生活を支える重要な役割を担っていました。
しかし、鉄道貨物の流れがヤード方式から拠点間直行方式に移り変わるなかで、1984年2月に約60年間にわたる役割が閉じられました。
吹田操車場跡地は、敷地面積496,000㎡です。梅田貨物駅跡地の再開発計画の伴い、貨物を扱う機能は、吹田操車場跡地の「吹田貨物駅」と「百済駅(大阪市東住吉、平野両区)」にそれぞれ半分ずつ移転されます。
吹田貨物駅の事業範囲は、吹田操車場跡地の南側部分で、吹田市と摂津市にまたがる272,000㎡(吹田市域は196,000㎡、摂津市域は76,000㎡)に建設されています。
公式HP → 吹田貨物駅
吹田貨物駅 → 概要・配置図等
吹田貨物駅の概要
◆ 発着線-2線(延長1,550m)
◆ 留置線-4線(延長2,590m)
◆ コンテナホーム-2面(北側13,300㎡、南側22,300㎡)
◆ 中継コンテナホーム-1面(24,400㎡)
◆ 駅本屋-地上4階(延床面積1,600㎡)
◆ その他
◆ 年間取扱い貨物量-100万トン以内(梅田貨物駅機能の約半分)
-緑と水につつまれた健康・教育創生拠点-
吹田操車場跡地をすべて「吹田貨物駅」に使用する訳ではありません。吹田操車場跡地496,000㎡のうち、北側の細長い部分はまちづくりの用地(緑と水につつまれた健康・教育創生拠点)となります。用地は230,000㎡(吹田市域144,000㎡、摂津市域86,000㎡)となっています。
UR都市機構 → 緑と水につつまれた健康・教育創生拠点
全体ゾーンニング図 → 緑と水につつまれた健康・教育創生拠点
「緑と水につつまれた健康・教育創生拠点」は、「医療健康及び教育文化創生ゾーン」、「緑のふれあい交流創生ゾーン(Ⅰ・Ⅱ)」、「都市型居住ゾーン(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)」で構成される予定です。
JR岸辺駅の「南北自由通路」から東方向に見た「吹田貨物駅」の建設現場です。今までの配線をすべて撤去して、新たに配線されました。バラストも新しいです。
少し北側です。
「吹田貨物駅」と「緑と水につつまれた健康・教育創生拠点」の境目です。緑の部分は東西3kmの長さで整備される「緑の遊歩道」です。
JR岸辺駅の「南北自由通路」から西方向に見た「吹田貨物駅」の建設現場です。
「コンテナホーム」の北側(13,300㎡)の建設現場です。奥に見える建屋は「荷さばき上屋」です。
「コンテナホーム」の南側(22,300㎡)の建設現場です。
電車の車内から見た様子です。「コンテナホーム」の建設現場です。
更に西側です。「荷さばき上屋」が見えます。
更に西側です。地上4階の「駅本屋」が見えます。
更に西側です。「中継コンテナホーム」の建設現場です。
更に西側です。「中継コンテナホーム」の建設現場です。
まちづくりの用地「緑と水につつまれた健康・教育創生拠点」の中の「医療健康及び教育文化創生ゾーン」東側の建設予定地です。用地は30.000㎡です。
境目の緑地部分は「緑の遊歩道」です。JR吹田駅~JR千里丘駅間の東西約3kmに整備されます。
遊歩道は、幅員12m(歩行者空間は幅員3m)で、歩道の横には深さ10~20cmほどの水を流す予定です。
大規模に準備工事が行われています。
「医療健康及び教育文化創生ゾーン」西側の建設予定地です。用地は27.000㎡です。「北交通広場」の西側に見えている仮設の駐輪場は、2015年3月までの予定です。
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