吹田市 橋上駅舎と南北自由通路が供用開始されてめちゃめちゃ綺麗になった「JR岸辺駅」
-岸辺駅(きしべえき)-
「岸辺駅」は、東海道線の複々線区間内にある島式2面4線の地上駅です。ただし、乗降は内側の2番・3番ホームのみで、両端の1番・4番ホームは通過列車のみのため転落防止柵で閉鎖されています。
「岸辺駅」は、今まで改札口とホームとは階段と地下通路で連絡していましたが、橋上駅舎化工事の1期工事が完成したことにより2012年3月17日から橋上駅舎に生まれ変わりました。
同時に、ホームへの移動手段としてエスカレーターが上下各1基、エレベーターが1基、階段が1ヶ所、上り・下りの各ホームに整備されたためバリアフリーが大幅に改善しました。
更に、2012年4月25日に北交通広場と「南北自由通路」が完成し、長年の大きな課題だった東西に走るJR東海道線を越えた南北の移動が簡単に出来るようになりました。
南口と北交通広場が「南北自由通路」で結ばれたことで、移動と駅の利便性が飛躍的に向上しました。
「南北自由通路」は、全長110m、幅6mです。屋根形状で千里丘陵の山なりを表現しています。外壁にガラスを使用し、光を取り込んだ開放感あふれる空間となっています。
北交通広場は、約5,600㎡の敷地にロータリーを整備し、駅南側しかなかったバス・タクシー乗降場を新たに設置しました。
歩道を広く確保し、障害者のための乗降場やユニバーサルデザインを採用したトイレも設けられています。
北側には、吹田操車場跡に「北交通広場」が整備されました。「北交通広場」は、2012年4月25日に供用開始されました。約5,600㎡の敷地にロータリーを整備して、バス・タクシー乗降場を設置しました。
「北交通広場」は、吹田操車場跡に建設が予定されている「緑と水につつまれた健康・教育創生拠点」の玄関口になります。
新しい「JR岸辺駅」は、ガラスを多用した外壁となっています。屋根の形状で千里丘陵の山なりを表現しています。
北口にはエスカレーターが上下各1基、エレベーターが1基、階段が1ヶ所整備されています。
西側(大阪方面)にエスカレーターが上下各1基整備されています。
東側(京都方面)に階段が整備されています。
2012年4月25日に供用開始された全長110mの「南北自由通路」です。
「南北自由通路」をホームから見た様子です。
「南北自由通路」は、全長110m、幅6mとなっています。両側がガラスなので眺望がバッチリです。
ただし両側に柵があるのでガラスにレンズを接写するのが難しい構造となっています。接写しないと思いっきり写り込みます。
ガラス越しにこのような光景が広がっています。配線ヲタにはたまりません。「吹田貨物駅」が完成するとこの下を「コンテナホーム」に出入する貨物列車がどんどん通過するようになります。
南口の駅前広場です。今までは南口しかありませんでした。
2012年3月17日から供用開始された。JR岸辺駅の橋上駅舎の南口です。現在は階段だけです。
引き続き、「岸辺駅2期工事」が行われています。
現地に掲示されている完成予想図です。「岸辺駅2期工事」では、旧駅舎を解体してエスカレーターが上下各1基、エレベーターが1基、階段が1ヶ所整備されます。2013年秋の完成予定です。
現地に掲示されている配置図です。図面を見るとエスカレーター、エレベーター、階段の設置だけではなく、西側(大阪方面)に橋上駅舎が拡張され、「駅ナカ」の店舗も設置されるようです。
「岸辺駅」の橋上駅舎の改札外コンコースと改札口です。
「岸辺駅」の橋上駅舎の改札内コンコースです。
「岸辺駅」は、島式2面4線の地上駅です。ただし、乗降は内側の2番・3番ホームのみで、両端の1番・4番ホームは通過列車のみのため転落防止柵で閉鎖されています。
1番・4番ホームは通過列車のみのため転落防止柵で閉鎖されています。新快速などが高速で通過するのでバラストがホームに跳ね飛ばされないよう軌道にネットが敷かれています。
橋上駅舎化に伴い西側(大阪方面)から下りエスカレーター、上りエスカレーター、エレベーター、階段が整備され、バリアフリーが大幅に改善しました。
2012年3月16日まで使用されていたホームと改札口を結ぶ地下通路への階段です。現在は閉鎖されています。
改修されたホームは、電車の床面の高さに合わせるため少しかさ上げされています。
かさ上げされた高さです。風雨にさらされたブロックは1947年の開業当時のままだと思われます。
ホームが長いので端が閉鎖されました。端は見通しがいいので鉄ちゃんの絶好の撮影ポイントだったのですが・・・
「岸辺駅2期工事」で、西側(大阪方面)に橋上駅舎が拡張されるようです。
「岸辺駅2期工事」に伴い、この旧駅舎は解体されます。
広大な吹田操車場跡により南北の道路交通が分断されています。JR岸辺駅地下に「豊中岸辺線」のアンダーパスの「岸辺地下道」が走っていますが、南北を結ぶ貴重な道路となっています。
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