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2012年5月16日 (水)

新阪急ビル&大阪神ビル(阪神百貨店)の一体的な建て替え 三度目の正直?

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-新阪急ビル&大阪神ビル-

 毎日新聞が伝えるところによると「阪急阪神ホールディングス」は、阪神百貨店梅田本店が入る「大阪神ビル」の建て替え事業に着手する方針を固めたそうです。
 
 市道を挟んで南隣に建つ「新阪急ビル」との一体的な開発を目指します。2013年~2015年度の設備投資計画の総額1650億円に費用の一部を盛り込んでおり、今後、二つのビルに挟まれる市道の上空利用に関する市との協議などを経て、同期間中の着手を目指すそうです。
 
 ただ ”財務体質改善が計画通り進んでいないとして最終年度を15年度に延長した。設備投資に関しては「総額を減価償却費程度に抑える」との方針も示しており、建て替えは投資額を抑えながら実現したい考えだ。” という部分が気になります。当初言われていた超高層ツインタワーではない可能性もありますね。
  
 毎日新聞 → 
阪神百貨店:建て替えへ…13~15年度着手
 
 2棟の一体的な建て替え計画は、2007年夏頃と2010年末頃の2回程ニュースになりましたが、1回目はリーマンショックで立ち消え、2回目は数ヶ月後に社長が新聞のインタビューで建て替えの無期延期を示唆していました。
   
 今回は三度目の正直なのでしょうか? 今までの経験上このようなビッグプロジェクトは、経済情勢次第ですぐ延期や中止になるので、一喜一憂しないで気長に見守って行きたいと思います。
  
 

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阪神百貨店の入っている「大阪神ビル」です。
 
 
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二つのビルに挟まれる道路の上空を利用した例としては、「三越銀座店」があります。2010年9月11日の増床オープンから2つビルが一体的な運用になりましが、間の「あづま通り」はこのように残っています。
 
 2館に分かれる場合、多くの百貨店で採用されている2館をブリッジでつなぐよりはるかに有利な建物構造で、売場が分断されることなく一体的な運用が可能となりメリットが非常に大きいです。
 
 「新阪急ビル」と「大阪神ビル」の下層階を道路を残した上で一体的に建設して、1フロア同じ商業施設としての運用する事も可能になります。 

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