神戸医療産業都市 神戸低侵襲がん医療センター 2012年6月2日の建設状況
-神戸医療産業都市-
ポートアイランド2期の神戸医療産業都市では、2011年7月4日(月)に「神戸市立医療センター中央市民病院」が開院しました。
引き続き、「神戸低侵襲がん医療センター」、「(仮称)チャイルド・ケモ・ハウス 新築工事」、「(仮称)ポートアイランドリハビリテーション病院」が建設されます。
「神戸国際フロンティアメディカルセンター」の建設や「兵庫県立こども病院」の移転も計画されています。
神戸医療産業都市構想は順調のように見えますが、進出する病院が神戸や兵庫県に関係する身内がほとんどである事、またここ最近大きな企業の研究所の進出が無い事など決して順風満帆とは言えません。
神戸市では、「P&Gジャパン」が六甲アイランドの本社の移転を計画しています。「P&Gジャパン」は、米P&Gグループの圧倒的なアジアの拠点でしたが、最近は拠点のシンガポール移転が進んでいます。
そのため空きスペースが増え非効率になりました。神戸市内を最優先しているそうですが、大阪を含む阪神地域も検討しているようです。
関西では大阪市への一極集中が加速しています。神戸市は何としても他都市への移転を阻止するため努力すべきです。
でも兵庫県民の私から見ても神戸市にはあまり危機感や必死さが感じられません。お高くとまっているように見えます。
日本の各都市は生き残りのために必死です。「神戸市は自分が思っている程は美人じゃないしモテない!」この事を自覚して、がむしゃらに頑張らないとアジアでの都市間競争に敗北してしまいます。
-神戸低侵襲がん医療センター-
「神戸低侵襲がん医療センター」の建設現場です。「神戸低侵襲がん医療センター」は、放射線や抗がん剤の利用など「切らないがん治療」に特化した病院です。病床数は80床です。
用地は神戸市が貸し、 「財団法人民間都市開発推進機構」、港湾運送大手の「上組」などから出資を受けています。事業費は約60億円です。
公式HP → 神戸低侵襲がん医療センター
本格的に工事が行われています。
鉄筋の配筋が行われています。
コンクリートが打設され上に水は張られています。表面に水を張る事によってコンクリート表面からの急激な水分の蒸発を防ぎ、コンクリートのひび割れ防止や強度発現に効果があります。
コンクリートは、乾燥して固まるようなイメージがありますが、実際は化学反応により固まります。
逆に急激な水分の蒸発は厳禁で、そのために水を張ったり、散水したり、保護シートを敷いたりして急激な水分蒸発を防ぎます。
別角度から見た様子です。
「神戸低侵襲がん医療センター」は、「鉄筋コンクリート造(RC造)」で建設されますが、一部「鉄骨造(S造)」のようです。
「神戸低侵襲がん医療センター」の建築計画のお知らせです。建築主は「神戸がん医療推進合同会社」、設計者・施工者は「大成建設」となっています。
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