(仮称)毎日放送本社新館建設工事 2012/08/06 鉄骨建方が本格的に始まる!
-(仮称)毎日放送本社新館建設工事-
毎日放送(MBS)が、大阪市北区茶屋町の本社本館に隣接する敷地に新館ビルを建設します。
新館は、分散している一部のスタジオを集約し、最新の機能を備えます。地上15階、塔屋1階、地下1階、高さ88.983m、総事業費は約170億円を予定しています。
北西側から見た様子です。鉄骨建方が本格的に始まっています。
タワークレーンです。MBSの「ちちんぷいぷい」で、このタワークレーンのオペレーターの方がインタビューに答えていました。
夏場は明るい時間が長いので、 ”長い時には午前6時半頃にタワークレーンのマスト内の階段を上がって操縦席に入り、午後8時頃まで1度も下に降りない事がある” と言っていました。
鉄骨の外側が薄いグリーン(黄緑色)に塗装されています。カーテンウォールや耐火皮膜で隠れるのになぜ塗装するのか分かりません。単なるお遊びでしょうか?
ちなみに「黄緑色」はMBSの「コーポレートカラー」です。2011年9月1日に 開局60周年を迎えたことを機に、ロゴマークを変更し、「コーポレートカラー」を「黄緑色」に指定しました。
構造上の要となる「仕口(しぐち)」部分です。「仕口」には「ダイアフラム」が取り付けてあります。
「ダイアフラム」は、梁の応力を他の梁に伝えたり、「仕口」部分の変形を防ぎます。強い地震時にもし「ダイアフラム」が無かったら柱は揺れに耐えられず座屈(ざくつ)」してしまいます。
「ダイアフラム」には柱の間に挟んで溶接する「通しダイアフラム」、鋼管内に溶接する「内ダイアフラム」、鋼管の外に取り付ける「外ダイアフラム」があります。
梁の出っ張りは、「制震ブレース」を取り付ける部分だと思われます。
ビルの東側に非常階段を設置するようです。
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