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2012年9月 8日 (土)

地上46階、高さ約211mの「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」 もうすぐ本格着工!

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-名古屋駅新ビル(仮称)他計画-

 JR東海は、「名古屋ターミナルビル」の建て替え計画を進めています。地上46階、地下6階、高さ211.10m、延床面積265,337.92㎡の超高層ビル「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」が建設される予定です。計画では、2012年9月28日頃に本格着工します。
 
名古屋駅新ビル(仮称)他計画の概要
◆ 規模-地上46階、地下6階、高さ211.10m、延床面積265,337.92㎡(うち名古屋駅新ビル264,903.23㎡)
◆ 用途-オフィス(15階および26~44階)、商業施設(2~13階)、ホテル(約350室:15階および18~24階)、駐車場、バスターミナル(1階)
 
スケジュール
◇ 2010年09月末-名古屋ターミナルビル(ホテル・商業施設)営業終了
◇ 2010年12月初旬-名古屋ターミナルビル解体着手、仮設バス停供用開始
◇ 2012年09月28日頃-新ビル建設着手
◇ 2015年末-新ビル竣工、オフィス入居開始
◇ 2016年春-ジェイアール名古屋タカシマヤ、ホテル開業
 
 商業施設のテナントには、大手家電量販店「ヨドバシカメラ」が9~11階への入店が決定しています。
 2~8階にはセントラルタワーズの百貨店「ジェイアール名古屋高島屋」が増床して入り、専門店街を取り入れることを検討しています。
 
 8階には「三省堂書店」が東海地区最大級の売場面積(1フロアあたり)で出店する計画です。12・13階は「タワーズプラザレストラン街」と一体としたレストラン街になる予定です。
 
 当初計画より、スケジュールが大幅に前倒しになり、2015年末に新ビル竣工・オフィス入居開始、2016年春に「ジェイアール名古屋タカシマヤ」およびホテル開業の予定です。
 
 
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「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」の新しい「建築計画の概要」です。数値が詳細になりました。
 
 高さはピッタリ220mとなっていましたが、211.10mに変更になっています。この高さが軒高もしくは建築物の高さなのか? それとも最高部が変更になったのか? よく分かりません。
 
 ただ概要が正確な数値になった段階で、高さが低くなる事は他のビルでもよくある事です。
 
 
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敷地北西側部分です。本体工事の着工は、2012年9月28日頃の予定ですが、実質的に本体工事はすでに始まっています。
 
 
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敷地北東側部分です。
 
 
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「山留め壁」の芯材の「H形鋼」を建込んでいます。
 
 
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「バケット式掘削機」です。「MHL掘削機」もしくは「MEH掘削機」だと思われます。「バケット式掘削機」は、「地中連続壁」を構築する場合に使用します。
 
 遠すぎて正確には分かりませんが、バケットの形状から多分「MEH掘削機」だと思われます。
  
 
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「地中連続壁」を構築するための「ガイドウォール」です。内部は「安定液」で満たされています。この溝にそって「バケット式掘削機」で掘削します。
 
 「ガイドウォール」を構築するのは、「RC地中連続壁」もしくは「CRM-W工法(掘削土再利用連壁工法)」の場合です。
 
 私は、この部分の「山留め壁」には「CRM-W工法(掘削土再利用連壁工法)」が採用されると予想します。
 「CRM-W工法」は、名古屋駅前の「ミッドランド スクエア」や大阪の「あべのハルカス」でも採用されました。
 
 
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「オールケーシング掘削機」です。地下障害物を撤去しています。撤去された地下障害物も見えます。
 
 「CRM工法」には全回転型オールケーシング杭の掘削施工技術を利用する「CRM-P工法」もあるので、単に地下障害物を撤去しているだけでなく、「山留め壁」を構築している可能性もあります。
 
 
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鉄筋の配筋が行われています。この上にコンクリートが打設されます。コンクリートの「作業床」を構築しているのだと思われます。
 
 この現場では、ほぼ間違いなく「逆打ち工法」が採用されます。コンクリートの「作業床」は、「あべのハルカス」でも採用されました。
 
 コンクリートの作業床」は、(1)土砂降りでも杭が打てる。(2)作業用鉄板を敷く必要がない。(3)「構真柱」の精度が上がる。 などのメリットがあります。

 ただコンクリートの「作業床」を構築するのは珍しく、敷地全体にコンクリートの「作業床」を構築するかは不明です。
 
 
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低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」です。
 
 
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「土砂分離装置」です。「水平多軸回転式掘削機」は、掘削土を「安定液」と共に地上に吸い上げるので「土砂分離装置」が必要になります。「ソイルセメント製造プラント」も見えます。

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