香里園かほりまち 1街区の「ザ・香里園レジデンス」 2012年11月22日の建設状況
-ザ・香里園レジデンス-
「香里園かほりまち」もしくは、「香里園駅東地区第一種市街地再開発事業」は、京阪電鉄・香里園駅の東口の再開発計画です。
「2街区」の「関西医科大学付属香里病院」が2010年7月1日に開院し、「3街区」の「The 香里園タワー」も2010年12月21日に竣工しました。
2期工事の「1街区」の起工式が、2011年12月7日に行われ本格着工しました。地上24階、塔屋1階、地下1階、高さ84.30m、総戸数151戸の「ザ・香里園レジデンス」が建設中です。
当初計画では、地上25階、塔屋1階、地下2階、高さ約87m、2011年12月着工、2014年2月竣工予定でした。地上1階分と地下1階分が減りましたが、ほぼ計画通りです。
「ザ・香里園レジデンス」には、「建築計画のお知らせ」に類するものは掲示されていませんでした。公式HPやいろいろなHPのデータを集めると概要は下記のようになります。
ザ・香里園レジデンスの概要
◆ 計画名-香里園駅東地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事(1街区)
◆ 所在地-大阪府寝屋川市香里本通町8番1
◆ 交通-京阪本線「香里園」駅徒歩2分
◆ 階数-地上24階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-84.30m
◆ 敷地面積-2,603.16㎡
◆ 建築面積-1,696.69㎡
◆ 延床面積-19,574.04㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ち鋼管コンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(基礎と建物の間に免震装置を設置)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-151戸
◆ 建築主-香里園駅東地区市街地再開発組合(売主 京阪電鉄不動産、住友商事、オリックス不動産)
◆ 設計者-竹中工務店(監理者はアール・アイ・エー)
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2011年12月07日(起工式)
◆ 竣工-2014年02月予定
◆ 入居開始-2014年03月予定
京阪香里園駅の前から見た様子です。
基礎は、「場所打ち鋼管コンクリート拡底杭」を地下約25~35mの強固な支持地盤に打ち込んでいます。
地震対策として、基礎と建物の間に「免震装置」を設置する「免震構造」を採用しています。
柱は、「プレキャストコンクリート」となっています。
北西側から見た様子です。
敷地北西側で、梁の鉄筋を「地組み」しています。
南東側から見た様子です。敷地の南東側が高い傾斜地に建設されています。そのため公式HPの階数表記は、地上25階(建築基準法では、地上24階、地下1階)となっています。
南側から見た様子です。タワークレーンは建物中央にあり、「フロアクライミング方式」となっています。マストの色は「竹中工務店」カラーのシルバーです。
一番上の「ハーフプレキャスト床」が、建物中央部分に向かって下に傾斜しているような錯覚に襲われませんか?
-偏断面傾斜スラブ-
目の錯覚ではありません。実際に建物中央部分に向かって下に傾斜しています。建物外周のパイプと比べるとよく分かります。
「ザ・香里園レジデンス」は、「偏断面傾斜スラブ」を採用しています。「偏断面傾斜スラブ」とは、あらかじめ強度を高めた大スパンスラブを、水平ではなくやや斜めに施工する工法です。
各階のスラブに十分な強度を保ちながら、バルコニー側に大きく高い開口部を確保することが可能になります。
当たり前ですが実際の床と天井は水平に取り付けられます。そのため住人は「偏断面傾斜スラブ」を意識しないと思います。
「偏断面傾斜スラブ」は、文章を読んだだけではなかなか理解出来ない構造なので、詳しく知りたい方は、「ザ・香里園レジデンス」の公式HPを見て下さい。
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