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2012年11月18日 (日)

同志社大学 「今出川キャンパス」の一大拠点として竣工した「良心館」

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-同志社大学・今出川キャンパス(良心館)-

 「同志社大学」では、教育・研究環境の更なる充実を図るべく、教学体制の再構築に着手しています。
 
 今までは、文系学部(1・2年次生-京田辺校地、3・4年次生-今出川校地)、理系学部(1・2・3・4年次生-京田辺校地)となっていましたが、文系学部の4年間を今出川校地に再編します。
 
 理系学部と比べ、大きな実験設備等を必要としない文系学部は、都心に立地している事が強みになります。
 4年間都心で学べる事は大きなメリットです。全国的に見ても文系学部の都心回帰が盛んになっています。
 
 キャンパスの再編の目玉が、今出川校地から2010年秋に岩倉校地に移転した「同志社中学校」の跡地です。
 跡地には、地上5階、地下2階の大規模な新校舎「同志社大学今出川キャンパス新棟建設工事」が建設されました。
 新校舎は、2012年10月末に「良心館」として竣工し、11月5日より一部供用開始されました。
 
 「良心館」には、教室、研究室、学生の自習室や福利厚生施設、ラーニング・コモンズ(仮称)等を備える予定です。
 
 
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「良心館」を南西側から見た様子です。「良心館」は、京都市の基準よりも極力高さを抑え、同志社の重要文化財施設との調和を図るデザインを継承して、景観保全に配慮しています。
 
 
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「良心館」の南側部分を南西側から見た様子です。
 
 
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京都市営地下鉄「今出川駅」北改札口です。外壁がレンガ風のパネルで、同志社大学の「良心館」と調和し、一体化しています。
 
 
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「良心館」の南側部分を北西側から見た様子です。「烏丸通」と大学との境界には、従来の高い石塀ではなく、沿道からキャンパス内部を眺望できる低い縦格子フェンスを設置しています。
 
 
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「良心館」の北側部分を南西側から見た様子です。
 
 
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北側のエントランス部分です。
 
 
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外壁は、本物のレンガとなっています。本物のレンガは温かみがあっていいですね! 本物のレンガは、年月が過ぎると周囲に馴染んで落ち着いた重厚な雰囲気になるので、大学の校舎の外壁としては最適だと思います。
 
 
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レンガは、コンクリートの壁面から少し離して職人さんが、1つ1つレンガを積み上げる「レンガ中空積み工法」を採用しています。
 
 「レンガ中空積み工法」である事は、同志社大学の公式HPの工事の進行状況の2012年8月を見れば確認出来ます。
 
 
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レンガに厚みがあるので本物のレンガだと分かります。
  
 
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「良心館」を北西側から見た様子です。「良心館」は、地上5階、地下2階、高さ23m(最高部)と高さを抑えています。
 
 
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「良心館」は東西の奥行もあり、今出川校地では最大の延床面積約40,000㎡となっています。
 
 
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今出川キャンパスの一番北側にあった「博遠館」は解体されずに残っています。1964年8月竣工と古いので、耐震工事を行っています。外装がレンガの重厚な感じに生まれ変わるとうれしいんですが・・・
 
 
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(おまけ)
 同志社大学の「今出川キャンパス」のあった場所は、歴史の教科書によく出てくる京都の薩摩藩邸」跡です。
 
 ちなみに1866年(慶応2年)に、「坂本竜馬」が伏見の「寺田屋」で襲われたいわゆる「寺田屋事件」で「おりょう」が助けを求め逃げ込んだのは「
伏見薩摩藩邸」で、距離はかなり離れています。

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