南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業 2012年12月25日の建設状況 Part1・高石駅編
-南海本線・高石駅(たかいしえき)-
南海電鉄の南海本線では、現在3ヶ所で連続立体交差化(高架化)事業が行われています。
(1)諏訪の森駅~浜寺公園駅の2.0km、(2)羽衣駅~高石駅の4.1km、(3)松ノ浜駅~泉大津駅の2.4kmです。
一番工事が進んでいるのが「南海本線(泉大津市)連続立体交差事業」です。2012年8月4日に「泉大津駅」と「松ノ浜駅」の下り線も高架に移行し、上下線とも高架移行が完了しました。現在は周辺工事を行っています。
「南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業」は、南海本線の羽衣駅から高石駅までの約3.1kmと高師浜線の約1.0kmにおいて鉄道を高架化することにより13ヶ所の踏切を除却し、都市内交通の円滑化を図るとともに、分断された市街地の一体化により都市の活性化を図る事業です。
南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業
◆ 事業名称-南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業
◆ 延長-4.1km(南海本線3.1km、高師浜線1.0km)
◆ 踏切除却数-13ヶ所
◆ 対象駅-高石駅、羽衣駅
◆ 事業主体-大阪府
◆ 事業期間-1997年度~2020年度(予定)
◆ 総事業費-約550億円
大阪府 → 南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業
縦断図です。難波駅側から見ると堺市との境界から高架工事が始まり、王子川を過ぎて高架工事が終わります。
「高石駅」は、地上の島式2面4線から高架の島式2面4線に生まれ変わります。ホームの幅も広くなるようです。
高架部標準断面図です。基本的には複線の高架橋の両側に側道が整備されます。
「高石駅」は、「仮線施工」で工事が行われます。「別線施工」より用地買収の面積が少なくて済みますが、仮設の駅を建設する必要があり時間と手間がかかります。
高石駅の施工手順
① 高石駅西側の用地を買収
② 上り仮線切替(買収した部分に上り線を仮移設)
③ 下り仮線切替(上り線を撤去して、下り線を仮移設)
④ 下り線を撤去して、下り線の高架建設
⑤ 下り線を高架に移設
⑥ 仮設の下り線を撤去して、上り線の高架建設
⑦ 上り線を高架に移設
⑧ 仮設の上り線を撤去して、側道を建設
約半年ぶりの撮影でしたが、高石駅の東側部分では、下り線の高架工事が本格的に始まっていました。
橋脚が姿を現しています。
「高石駅」は、高架の島式2面4線に生まれ変わるので、下り線部分だけでもかなり幅が広いです。
「高石駅」南側の踏切から南側を見た様子です。
南側方向に高架工事が延々と続いています。
駅の北側寄りに「難波方自由通路工事」が行われています。
駅の北側の高架工事の様子です。
アップです。
「高石駅」のホーム北端から北側を見た様子です。この先は「羽衣駅」ですが、下り線の高架工事が延々と続きます。
一部橋脚が姿を現しています。
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