茶屋町地区地区計画 「旧梅田東小学校校舎等解体撤去その他工事 & ヤンマー本社ビル地上解体工事」 2012年12月17日の状況
-茶屋町地区地区計画-
大阪市は、阪急梅田駅に隣接する東側約2.2hの再開発を計画しています。地区内の東西道路幅を12m広げ、容積率を最大800%に緩和、空き地が多く、10階程度のビルしか建っていない地区を高層化へ誘導します。
第1期再開発は、東西道路南側の約1.6haです。容積率は650~800%になり、大規模なビル建設が可能になります。
再開発区域内は、1・2階は商業、業務などにぎわい施設にする事が条件となっており、マンションも3階以上の部分を住宅にすれば建設可能です。
まず最初は、大きな変化があった「A-2地区」です。地区面積は約6,000㎡で、容積率の最高限度は650%です。
2012年10月1日~2013年3月15日までの工期で、「旧梅田東小学校校舎等解体撤去その他工事」が「東急建設」により行われています。すでに「旧梅田東小学校」の校舎はすっかり姿を消していました。
この土地は、大阪工業大学などを経営する「学校法人常翔学園(じょうしょうがくえん)」が落札し、教育施設の建設を検討しています。
「常翔学園」は約4,650㎡を90億円で落札しています。約6,000㎡と約4,650㎡の差は、地区面積約6,000㎡、道路・通路・広場を除いた敷地面積約4,650㎡ということだと思われます。
別角度から見た「A-2地区」です。仮囲いの一部が透明になっているので内部が覗けます。
「A-1地区・A-2地区」北側の道路は、12m(延長約150m)に拡幅されます。仮囲いに「学校法人常翔学園」の広告が掲示されています。
「大阪工業大学、摂南大学、広島国際大学、常翔学園中学校、常翔学園高等学校、常翔啓光学園中学校、常翔啓光学園高等学校」の7校を経営しているようです。
「A-1地区」を南西側から見た様子です。地区面積は約3,000㎡で、容積率の最高限度は800%です。
2012年4月27日~2012年12月31日までの工期で、「大林組」により「ヤンマー本社ビル地上解体工事」が行われています。
地区面積は約3,000㎡ですが、地区面積には道路等も含まれるので、容積率の対象となる敷地面積はもっと狭いです。
「A-1地区」を北西側から見た様子です。
「A-3地区」を南西側から見た様子です。地区面積は約7,000㎡で最も広いです。容積率の最高限度は700%です。
「ABC-MART梅田ビル」は、1982年9月に竣工した地上11階、地下2階、延床面積27,128.10㎡のビルです。
竣工時は「山岡メモリアルビル」という名称で「ヤンマーディーゼル(現:ヤンマー)」により建設されました。「山岡」は「ヤンマー」の創業者の姓です。
下層階に入っていた「阪急百貨店イングス館」が「阪急うめだ本店」に移転したので、数年以内に解体されるのではないでしょうか?
(おまけ)
肖像権の問題があるので後姿ですが、帰りに大阪駅を通ると「ロザン」がロケを行っていました。
MBS「ちちんぷいぷい」の名物コーナー「ロザンの道案内しよッ!」のロケかな? とも思いましたが、いつもはサウスゲートビル南側でロケを行っているので違うかも知れません。
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