ザ・レジデンス神戸元町通 2013年1月29日の建設状況
-ザ・レジデンス神戸元町通-
「(仮称)神戸元町通6丁目計画新築工事」は、ホテルシェレナ跡地に建設されているタワーマンションです。
地上24階、塔屋1階、高さ75.65m、総戸数137戸になります。建築主は「住友商事、近鉄不動産」で、正式名称は「ザ・レジデンス神戸元町通」となっています。
東側から見た様子です。撮影時は5階の躯体を構築中でした。
「ザ・レジデンス神戸元町通」の基礎は、地表面より約29~31mの支持基盤に達する24本の「場所打ちコンクリート拡底杭」となっています。
地震対策として、建物と基礎の間に3種類の「免震装置(オイルダンパー、弾性すべり支承、天然ゴム系積層ゴム)」設置する「免震構造」を採用しています。
「ザ・レジデンス神戸元町通」の隣りの駐車場(ホテルシェレナ跡地の一部)にもマンションの建設計画があります。
3方向を建物に囲まれているので配置的にかなり難しくなります。眺望を確保しようとすると必然的に高層にするしか方法がありません。
南西側には、木下記念事業団の「神戸学生会館(楓寮)」があり、こちら側に窓を設けるのは難しそうです。
「ザ・レジデンス神戸元町通」も将来マンションが建設される事を見越して部屋を配置しています。北西側の「神戸学生会館」側と北東側には窓を設置しない構造になっています。
旧ホテルシェレナの中で北西側の棟「旧ホテルシェレナ西館」は解体されずに残りました。阪神淡路大震災での被害が少なかったからです。
「旧ホテルシェレナ西館」は震災後ずっと幽霊ビルとなっていましたが、賃貸マンション「グランドールプラザ神戸レジデンス」として再生されています。総戸数は102戸(内店舗2戸)です。
旧ホテルシェレナの跡地は、4分割(グランドールプラザ神戸レジデンス、神戸学生会館、ザ・レジデンス神戸元町、マンション建設予定の駐車場)されました。
阪神淡路大震災から18年が経過しました。阪神淡路大震災の象徴であった「三宮ビル北館」が建て替えられ「P&Gジャパン」の移転が決まりました。
もうひとつの象徴であった旧ホテルシェレナ跡地もすべて利用方法が決まりました。本当に長かった18年でした。
「ザ・レジデンス神戸元町通」から交差点を挟んだ南側にあった日本郵政グループの「旧神戸貯金事務センター」が解体中です。日本郵政グループの再編によって廃止になったためです。
発注者は「ゆうちょ銀行」で、「中林建設」により解体工事が行われています。解体工事の工期は2012年7月12日~2013年3月15日までとなっています。
東側から見た様子です。敷地面積は結構広いです。跡地には何が建設されるのでしょうか?
| 固定リンク
「51 兵庫県・神戸市②」カテゴリの記事
- 三井アウトレットパーク マリンピア神戸 施設建替え拡張に伴い2023年1月15日(日)に一時閉館!(2022.07.02)
- 完成までに150年かかるとも酷評された「神戸西バイパス」 西半分の「永井谷ジャンクション~石ヶ谷ジャンクション」間がやっと着工!(2022.06.13)
- 総事業費約870億円 地上32階、高さ約163mの「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」 権利変換計画の認可、完成イメージ公開!(2022.06.04)
- 地上32階、高さ約164mの「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」 ラグジュアリーブティックホテル「EVOL HOTEL KOBE(仮称)」が出店!(2022.05.21)
- 神戸阪急 総投資額約80億円で約20年ぶりの全館改装! ストアコンセプトは「神戸を愛し、神戸に愛される With KOBE 百貨店」(2022.05.16)