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2013年4月 9日 (火)

名古屋市 地上46階、高さ約211mの「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」 2013年4月5日の建設状況

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-名古屋駅新ビル(仮称)他計画-

 JR東海は、「名古屋ターミナルビル」の建て替え計画を進めています。地上46階、地下6階、高さ211.10m、延床面積265,337.92㎡の超高層ビル「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」が建設中です。
 
 商業施設のテナントには、大手家電量販店「ヨドバシカメラ」が9~11階への入店が決定しています。
 2~8階にはセントラルタワーズの百貨店「ジェイアール名古屋高島屋」が増床して入り、専門店街を取り入れることを検討しています。
 
 8階には「三省堂書店」が東海地区最大級の売場面積(1フロアあたり)で出店する計画です。12・13階は「タワーズプラザレストラン街」と一体としたレストラン街になる予定です。
  
名古屋駅新ビル(仮称)他計画の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1015番15他
◆ 階数-地上46階、地下6階
◆ 高さ-最高部211.10m
◆ 敷地面積-97,191.00㎡(駅施設全体)
◆ 建築面積-10,492.78㎡
◆ 延床面積-265,337.92㎡(うち名古屋駅新ビル264,903.23㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-心棒的な役割を担うコアブレースや低層棟外周部及び高層棟コア部への制振部材(オイルダンパー)を配置、屋上に制振装置を配置
◆ 用途-オフィス(15階および26~44階)、商業施設(2~13階)、ホテル(約350室:15階および18~24階)、駐車場、バスターミナル(1階)
◆ 建築主-東海旅客鉄道(JR東海)、ジェイアールセントラルビル(株)
◆ 設計者-名古屋駅新ビル(仮称)実施設計共同企業体(大成建設、日建設計、ジェイアール東海コンサルタンツ)
◆ 監理者-名古屋駅新ビル(仮称)実施設計共同企業体、ジェイアール東海コンサツタンツ
◆ 施工者-名古屋駅新ビル計画(仮称)新設他工事共同企業体(大成建設、鹿島建設)
◆ 着工-2012年09月28日頃
◆ 竣工-2015年末予定
◆ オープン-オフィス入居開始(2015年末予定)、ジェイアール名古屋タカシマヤ、ホテル開業(2016年春予定)
 
 
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敷地北西側の「高層棟」の建設現場です。
 
 
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四角いコンクリート型枠が置かれています。「あべのハルカス」の建設現場と同じようにコンクリートの「作業床」を構築すると思われます。本体工事は「逆打ち工法」で行われます。
 
 型枠部分が柱の位置になると思われます。型枠部分はコンクリートを打設せず、この部分から「オールケーシング掘削機」で地下障害物を撤去して、「アースドリル掘削機」で掘削して「場所打ちコンクリート杭」の構築や「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みを行うと思われます。
 
 環境アセスメント資料を見ると「場所打ちコンクリート杭」は、地盤面から70m以上(G.L-70m以上)深くまで構築するようです。
 
 
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「高層棟」の南側部分は、型枠無しでコンクリートが打設されています。その代わりに溝が掘られています。溝は「ガイドウォール」だと思われます。
 
 この部分の外壁と柱は、「RC地中連続壁」もしくは、あべのハルカスと同じ「CRM-W工法(掘削土再利用連壁工法)」で構築する事が考えられます。
 
 
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「ガイドウォール」に沿って低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」がすでにスタンバイしています。
 
 オレンジ色のホースがたくさん準備されています。「水平多軸回転式掘削機」は、掘削土を「安定液」と共に地上に吸い上げます。オレンジ色のホースは地上に吸い上げる管です。
 
  
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「低層棟」の建設予定地です。「低層棟」は、中央の地下1階・地下2階部分を南北に「名鉄名古屋本線」が貫く構造になるので、超難工事になります。
 
 
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「低層棟」の北側部分です。
 
 
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「名鉄名古屋本線」の函体部分です。電車が走っているので絶対に失敗が許されません。
 
 
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低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」です。「水平多軸回転式掘削機」は、「RC地中連続壁」もしくは「CRM-W工法(掘削土再利用連壁工法)」の構築に使用されます。
 
 芯材の「H形鋼」が準備されているので、この部分の「山留め壁」は、「CRM-W工法(掘削土再利用連壁工法)」で構築されている可能性が高いです。 
 
  
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地上から見た「水平多軸回転式掘削機」です。「BMX掘削機」のように見えますが、「EMX掘削機」かも知れません。
 
 
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「低層棟」の南側部分です。

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