産学連携プロジェクト 「京都大学(南部)メディカルイノベーションセンター棟」の建設予定地
-メディカルイノベーションセンター棟-
「京都大学」は、京大病院西構内に「メディカルイノベーションセンター棟」の建設を計画しています。
「メディカルイノベーションセンター棟」は、京都大学と大手製薬会社が連携し様々な創薬プロジェクトを推進する施設です。
京都大学と製薬会社が共同で新薬を開発するための大規模な研究室を複数設け、産学連携プロジェクトの中核施設と位置付けています。
規模は、地上5階、地下1階、延床面積7,471.96㎡で、「京都大学iPS細胞研究所」の北側にある駐車場敷地の一部に建設する予定です。
事業費は22億5000万円で、事業費のうち15億円は経済産業省の補助でまかなう予定です。
おもな施設構成は、地下1階(動物実験室、飼育室)、1階(メディカルイノベーション推進室、地域連携室、会議室・ミーティング室ゾーン、電気・設備室)、2階(ヒト試験解析ラボ、ゲノムコホート情報収集部門、共通機器室ゾーン)、3階~5階(オープンイノベーション・ラボ、知財・情報管理室)を予定しています。
「CiRA(サイラ:Center for iPS Cell Research and Application) 京都大学iPS細胞研究所」です。
山中伸弥教授が所長を務める「京都大学 iPS細胞研究所」では、iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための研究を行っています。
「メディカルイノベーションセンター棟」は、「京都大学iPS細胞研究所」の北側にある駐車場敷地の一部に建設する予定です。
写真は撮影しませんでしたが、5月12日時点ではまだ着工していませんでした。敷地は埋め戻されていましたので、入札が終わっている準備工事の「埋文調査・関連工事(支障物撤去・移設)」は完了しているはずです。
「京都大学(南部)メディカルイノベーションセンター棟」の建築計画の概要です。建築主は「京都大学」、設計者は「京都大学」、施工者は「未定」となっていました。
「建築計画の概要」では、工期が2012年5月21日~2013年3月15日になっていますが、まだ着工していないのでかなり遅れているようです。
(おまけ)
京大病院の西構内の南西側にあった「医学部附属病院南西病棟」は、大規模なリノベーション工事が行われ「再生医科学研究所西館(一部南西病棟)」として生まれ変わりました。耐震化工事も同時に行われたと思われます。
(おまけ)
大規模なリノベーション工事を行うとパッと見は新築のように見えます。建物の基本構造は従来のままですが、建て替えるよりかなり安くなるので、「京都大学、大阪大学、神戸大学」などの国立大学では、理系の建物を中心にリノベーション工事がよく行われています。
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