(仮称)清和梅田計画 2013/05/20 地下躯体の構築は、「大阪富国生命ビル」と同じ工法を採用?
-(仮称)清和梅田計画-
曽根崎二丁目の「梅田第一ビルディング」と「旭屋書店」の跡地が「(仮称)清和梅田計画」として再開発されます。
地上21階、塔屋1階、地下2階、最高部106.15m(軒高104.05m)の超高層オフィスビルが建設される予定です。
アップです。
「旭屋書店」の跡地部分に建込まれた「構真柱(こうしんちゅう)」の頭部分が見えます。
「梅田第一ビルディング」と「旭屋書店」の跡地が一体化した様子が分かります。「構真柱」の頭部分を掘り出すための掘削(根切り)が始まりました。
「旭屋書店」の跡地部分は、「逆打ち工法」で建設されています。掘削が完了すると1階床の構築が始まります。
「梅田第一ビルディング」側の北側は、1階床の梁が取り付けられました。やはり「大阪富国生命ビル」と同じような工法で地下躯体を構築するようです。
旧「梅田第一ビルディング」は、地上9階、地下3階だったようです。新しいビルは地下2階までです。
ちなみに「大阪富国生命ビル」は、旧ビルは地下5階でしたが、新しいビルは地下4階です。
この後の工程予想
① 旧躯体の1階床を解体して新しい1階床を構築、新しい1階床を重機等が乗入れる作業床とする、同時に地上階の鉄骨建方を行う
② 旧躯体の地下階を下に向かって解体を行う
③ 新ビルの地下階の構築を行う
地下の階数は違いますが、これは「大阪富国生命ビル」で採用された工法です。同じ「清水建設」の施工なので同じ工法が採用されると思われます。
旧「梅田第一ビルディング」の地下躯体を残したまま建て込まれた地下階のCFT柱の頭部分が見えます。
アップです。CFT柱は、旧「梅田第一ビルディング」の床に開口部を開けて、地上から建込まれた事が分かります。当然ですが地下階の床にも開口部が開けられ、柱は基礎まで到達しています。
すぐ近くの「大阪富国生命ビル」のように基礎の底盤を補強して再利用し、その上にCFT柱を建てたと思われます。
「大阪富国生命ビル」は、超高層ビルへの建て替え時に既存建物の基礎の底盤や地中外壁を補強して再利用しています。
そのため新たに「場所打ちコンクリート杭」を打っていません。基礎は「天満砂礫層」を支持地盤とする直接基礎となっています。
「(仮称)清和梅田計画」も梅田第一ビルディング側は、「大阪富国生命ビル」と同じような工法で建設されると思われます。
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