神戸医療産業都市 兵庫県立こども病院 2013年5月27日の状況
-兵庫県立こども病院-
「兵庫県立こども病院」は、1970年に全国で2番目の小児専門総合病院として開院しましたが、老朽化により神戸市須磨区からポートアイランドの神戸医療産業都市に移転する予定です。
兵庫県・記者発表資料(2013/04/03)
県立こども病院建替整備 基本設計の概要について
新病院は地上7階、塔屋3階、地下1階で、地震対策として免震構造でを採用します。屋上には救急搬送用のヘリポートを設けます。
延床面積は約35,000㎡で、病床数は290床となり現在の稼働数から24床増やします。26ある診療科の数は変わりません。
屋上や敷地の緑化も進め、「ポートライランド南公園」と一体となった景観になります。総事業費は約200億円で、2013年度中の着工、2015年度中の完成を目指します。
整地は終わっています。
ゲートが開いていたので覗いてみました。
西側の「ポートライランド南公園」が高台になっているので、盛土が削られています。
「IKEA神戸」側から見た様子です。西側と東側に高低差があり、東側は低いのでこの部分の地盤面は地下1階になります。
新病院は地上7階、塔屋3階、地下1階ですが、東側から見ると地上8階、塔屋3階のように見えるようになります。
「兵庫県立こども病院」の完成予想図です。西側の「ポートライランド南公園」と一体となった景観になります。
屋上の「ICAO(国際民間航空機関)」の基準に従った大きなヘリポートが印象的です。「ICAO」はイカオもしくはアイカオと読みます。
◆ 病院のヘリポートについて
マニアックな話で申し訳ないですが、ヘリポートの設置は、航空法、消防法、建築基準法などにより設置基準が定められています。
しかし病院のヘリポートは、生命に直結するため通常のヘリポートと異なり、パイロットが上空から認識しやすいように配色が異なります。
「赤色に白十字の配色で、中心に赤色のH文字」の「ICAO(国際民間航空機関)」の基準に従うのが世界的な標準となっています。
日本で、新たに建設される大病院のヘリポートは、ほぼ「ICAO」の基準に従っていると私は思っていましたが、Googleマップで空撮写真を見ると新しい病院でも該当してない病院が非常に多い事が分かります。むしろほとんど採用されていません。
「兵庫県立こども病院」は、西側の「ポートライランド南公園」と一体となった景観になります。
「兵庫県立こども病院」の地下1階は駐車場となっていますが、「ポートライランド南公園」地下の「半地下駐車場」と地下で連絡して少ない駐車台数を補うようです。
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