「京」の100倍の性能 理化学研究所の次世代スーパーコンピュータの建設場所は?

-理化学研究所・次世代スーパーコンピュータ-
「理化学研究所」は、ポートアイランド2期にスーパーコンピュータ「京(英語名:"K computer")」を稼働させました。
一時的に世界ランキングで首位に立ちましたが、世界の競争は激しく、現在はアメリカに抜かれて3位に後退しています。
スーパーコンピュータランキング(2012年11月12日)
1位 オークリッジ国立研究所(米) Titan(米Cray) 17.59ペタFLOPS
2位 ローレンスリバモア国立研究所(米) Sequoia(米IBM) 16.32ペタFLOPS
3位 理化学研究所(日) 京(富士通) 10.51ペタFLOPS
4位 アルゴンヌ国立研究所(米) Mira(米IBM) 8.16ペタFLOPS
5位 ユーリッヒ研究センター(独) JUQUEEN(米IBM) 4.14ペタFLOPS
そこで文部科学省は、スーパーコンピュータ「京」の100倍の性能を持つ次世代スーパーコンピュータを開発する計画をまとめました。
来年度から開発に着手し、2020年頃に稼働させる予定です。計算速度の世界一奪還を目指して総額1000億円規模の開発費を投じる方針です。
次世代スーパーコンピュータは、毎秒1エクサ(100京)回の性能を目指します。1エクサ級のスーパーコンピュータはアメリカや中国も開発を目指しています。
毎秒1エクサ級となると消費電力も膨大で、発電所1つ分にも相当する数十万キロワット以上に及ぶそうです。画期的な省エネ技術や効率的な冷却システムの開発も必要になります。

次世代スーパーコンピュータの開発について、反対意見も載せておきます。ちょっと前にある国内半導体メーカー出身で、国際技術ジャーナリスト・アナリストの方のコラムがYahoo!のトップページにリンクされていました。
1000億円という途方もないスーパーコン補助金
このコラムは技術的には正しいと思います。ただあまりにも公平でないと思います。ここからは私の意見です。
① まず日本は1年で1000億円出す訳ではないです。2020年まで年数をかけて開発します。それに対しコラムの「クレイ」の数値は1年の単位です。研究開発費は年数分の掛け算が必要になります。
② ランキング世界1位であるクレイ製の「Titan」は、テネシー州オークリッジの「オークリッジ国立研究所」に設置されています。
Googleアースで見ると「オークリッジ国立研究所」の巨大さがわかります。オークリッジ国立研究所は、アメリカ合衆国エネルギー省の管轄です。
「オークリッジ国立研究所」は、原子爆弾開発の「マンハッタン計画」が元となっており、アメリカ軍とのつながりも深いです。
アメリカはスーパーコンピュータ開発を国家戦略に位置づけており、クレイ製の「Titan」の開発にも多額の開発費が国から支出されたことが推測できます。
理化学研究所の研究開発費が「富士通」の決算に反映されないように、オークリッジ国立研究所の研究開発費は、「クレイ」の決算に反映されていないと思われます。

次世代スーパーコンピュータはどこに建設されるのでしょうか? ポートアイランド2期の「京」の南側には、2期工事の用地が確保されています。
しかし「地球シミュレータ」の設置場所が横浜市、「京」の設置場所が神戸市だったので、また全国各地で誘致合戦になると思われます。
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