大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー 2013年7月1日の建設状況
-大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー-
「(仮称)大阪市西区新町1丁目マンション計画」は、大阪厚生年金会館跡地に建設中の超高層タワーマンションです。
地上53階、塔屋3階、地下1階、総戸数874戸(他に店舗1戸)、高さ189.55mです。正式名称は「大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー」となっています。
売主は、「オリックス不動産、大京、京阪電鉄不動産、大和ハウス工業、アーバネックス」の5社となっていましたが、他のマンションのHPを見ても「アーバネックス」が一斉に「大阪ガス都市開発」に変更になっていたので調べてみると商号変更したようです。
「大阪ガス」の子会社である「アーバネックス」は、2013年4月1日付で「大阪ガスメゾン」と合併し、「大阪ガス都市開発」に商号変更したようです。
商号である「アーバネックス」については、ブランド名として今後も継続して使用していくようです。
撮影時は、「12階躯体工事」となっていました。
中央部分が空洞である事が分かります。地震対策として大林組が開発した「DFS構造(連結制振デュアル・フレーム・システム)」を採用しており、中央部分には「タワーパーキング」が設置されます。
大林組が積極的に採用している「DFS構造(連結制振デュアル・フレーム・システム)」の概念図です。法隆寺の五重塔からヒントを得ています。
関西では、私が把握している限りでは竣工順に「ザ・宝塚タワー、ジオタワー高槻ミューズフロント、神戸ハーバータワー、ジオタワー天六、パークタワー北浜(建設中)」で採用されています。
建設が始まった「(仮称)神戸ハーバーランドマンション計画」でも多分採用されると思われます。
建物の内側に、心柱となる強固な壁構造物(フリーウォール)を設置、建物外側の住棟部と切り離したうえで、両者を制振装置(ダンパー)で連結する構造です。
内側と外側の揺れ方が異なる箇所で制振するため、効率良く揺れのエネルギーを吸収します。
北西側から見た様子です。「大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー」の場所打ちコンクリート拡底杭は、地盤面から約55mにある「洪積砂質土層」に貫入し、建物を支持しています。
そのうち特に大きい重量を支える必要がある34本は、大林組が開発した「ナックル・パイル(節付き拡底杭)」を採用しています。
南西側から見た様子です。
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