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2013年7月13日 (土)

大阪府庁舎本館南側 「重粒子線がん治療施設整備運営事業」の建設予定地

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-重粒子線がん治療施設整備運営事業-

 「重粒子線がん治療」は、放射線の一種である「重粒子線」で、がんの病巣をピンポイントで狙い撃ちする治療です。
 
 「重粒子線」は、エックス線よりも質量が重く、破壊力の強い「重粒子線(炭素イオンなど)」を光速の7割にまで加速させ、体の表面から照射し、体内のがん細胞を死滅させます。
 切除手術を必要としないため患者への負担が少なく、高齢者や長期休職が難しい人も通院治療が受けられます。
 
 国内の稼働施設は、「放射線医学総合研究所(千葉市)」、「群馬大病院 (前橋市)」、「兵庫県立粒子線医療センター (兵庫県たつの市)」、「九州国際重粒子線がん治療センター(佐賀県鳥栖市)」の4施設です。
 開業前の「九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)」を安倍晋三首相が視察して話題になりました。
 
 2015年には「神奈川県立がんセンター(横浜市)」にも開業する予定ですが、大阪府も「重粒子線がん治療施設整備運営事業」を計画しています。
 
 大阪府 → 重粒子線がん治療施設整備運営事業
 
 2年くらい前に開院前の「神戸市立医療センター中央市民病院」を見学しましたが、医療機器がアメリカやヨーロッパ製ばかりだったので「国産の医療機器はほとんど無いんですね・・・」と質問すると、「実際に使い比べてみると技術の差は歴然です!」との返事が帰ってきました。
 
 実際に目にするのもアメリカの「GE(ゼネラル・エレクトリック)」、ドイツの「シーメンス」、オランダの「フィリップス」ばかりで、日本人としてちょっとさみしかったです・・・
 
 しかし、「粒子線治療技術」は日本のお家芸で、装置の大半は日本メーカーが製造しています。
 「九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)」に導入した重粒子線を発生・加速させる「加速器」や「照射装置は、三菱電機などの日本製です。
 
 
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「重粒子線がん治療施設整備運営事業」の建設予定地です。隣接地に移転してくる「大阪府立成人病センター整備事業」と連携したプロジェクトです。
 
 
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「重粒子線がん治療施設整備運営事業」の建設予定地を南東側から見た様子です。
 
 
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「重粒子線がん治療施設整備運営事業」の敷地の北側には、立体駐車場や「大阪府庁舎分館六号館」などがあります。かなり老朽化していますが、当面は残すようです。
 
 
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「重粒子線がん治療施設整備運営事業」の敷地の南側には、大阪府警察本部の「警察本部庁舎」があります。
 
 地上9階(一部地上10階)、地下3階、延床面積約118,200㎡の巨大なビルです。1期と2期に分けて建設されました。

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