奈良市 興福寺「中金堂平成再建工事」 2013年8月14日の建設状況
-興福寺・中金堂再建-
世界遺産にも登録され、日本で最も有名な仏像の一つである「阿修羅像(あしゅらぞう)」がある「興福寺」では、「中金堂」の「中金堂平成再建工事」が行われています。
「中金堂」は、奈良時代初めに創建され、平安時代以降7度焼失し、再建が繰り返されましたが、1717年に消失した後は本格復興はされませんでした。
創建当初の「中金堂」の規模は、東西36.6m、南北23m、最高高さ21.2mの非常に立派な建物だったそうです。
再建される中金堂は2010年10月に「立柱式」を終え、2018年の落慶を目指します。再建には60億円という多額の費用が見込まれています。
素屋根で覆われているので内部の様子は分かりません。
別方向から見た様子です。
南側の「南大門」の基壇の再建も完成していました。
基壇の上には将来的に「南大門」も再建される予定です。「興福寺」は、奈良県庁あたりも境内だった巨大寺院でしたが、明治初期の「廃仏毀釈」の嵐に巻き込まれ、一時は廃寺寸前までになった事があります。
境内のかなりの部分が、奈良県庁や奈良公園となったので、往年の姿に戻すことはもはや不可能ですが、出来る範囲で再建して欲しいです。
(おまけ)
この日は、「なら燈花会2013」を撮影するために奈良に行きました。夜になるまで周囲を歩いていたのですが、あまりの暑さに死にそうになりました。このように鹿も昼間は日陰でグッタリ・・・
奈良は外国人観光客が多くて驚きました。私は奈良に年に数回行きますが、今までこんなに多くの外国人観光客を見たことがありませんでした。
特に白人の外国人観光客が多かったです。日本の夏の暑さには外国人観光客もビックリ!だったと思います。
「なら燈花会」の撮影は三脚が禁止なのですが、一部では無法地帯になっています。ボランティアの方が注意しても三脚を撤去すらしないで「一脚ならいいのか?」と食い下がる始末です。たくさん来ていた子供たちには見せたくない光景でした・・・
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