名古市 名古屋城天守閣木造復元調査 & 名古屋城本丸御殿の復元
-名古屋城天守閣木造復元-
名古屋城の「大天守」は、創建時の江戸城(焼失)や徳川大坂城(焼失)と並ぶ巨大な天守閣でした。
1945年5月14日の名古屋空襲により、焼夷弾の直撃を受けて焼失しましたが、地元商店街や全国からの寄付により1959年に「鉄骨鉄筋コンクリート造」で再建されました。
2009年に「河村たかし市長」が、定例記者会見で、名古屋城天守閣を現在の鉄骨鉄筋コンクリート造から木造に建て直すことを本格的に検討すると発表しました。
名古屋市は8月2日、名古屋城天守閣の木造復元可能性を検討するため、名古屋城整備課題調査業務委託を入札後資格確認型一般競争入札で公告しました。
建設通信新聞(2013/08/05)
名古屋市/名古屋城天守閣木造復元調査/入札書は8月20、21日
木造復元には一般的な家屋200軒分の木材が必要で、高価なヒノキを使用するため、342億円の費用が必要という試算が示されています。また必要な材木をすべて日本で調達することが困難なようです。
奈良「東大寺」には、高さ約100mあったと言われている「東塔」の再建構想があります。名古屋城の「大天守」や東大寺の「東塔」の木造での再建は非常に困難が伴うと思いますが、是非とも実現して欲しいです。
-名古屋城本丸御殿の復元-
かつて名古屋城の本丸には、天守閣の南側に「本丸御殿」がありました。「本丸御殿」は、近世城郭御殿の最高傑作と言われ、京都二条城の二の丸御殿と並ぶ武家風書院造の双璧と言われていました。
しかし、1945年5月14日の名古屋空襲により、天守閣、本丸御殿ともに焼失してしまいました。
「本丸御殿」は、江戸時代の文献のほか、多くの写真、実測図が残されており、在りし日の姿を忠実に蘇らせることが可能です。
公式HP → 復元計画:名古屋城本丸御殿
「本丸御殿」の復元工事は、2009年1月から行われています。名古屋市は2002年に基金を設立、総事業費150億円のうち100億円を市と愛知県、国が負担し、残り50億円は市民からの寄付で賄うことにしました。
2013年7月までに、復元のために設立された積立基金の寄付総額が、目標の50億円を超えました。やはりお城の再建は市民の熱意と支援があってこそですね!
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