JR西日本 2016年春オープン予定の新鉄道博物館の名称を「京都鉄道博物館」に決定!
-京都鉄道博物館-
JR西日本は2013年12月18日に、現在の交通科学博物館)に代わる新しい博物館施設の名称を「京都鉄道博物館」に決定すると発表しました。
JR西日本・プレスリリース(2013/12/18)
鉄道博物館の名称が決まりました
大阪環状線弁天町駅の隣接地にある「交通科学博物館」を2014年4月6日(日)に営業終了します。
「交通科学博物館」の収蔵資料は、京都市の梅小路公園内に建設される国内最大級の「京都鉄道博物館」に移設展示されます。「京都鉄道博物館」は、2013年度中に着工し、開業は2016年春の予定です。
JR西日本・動画(2012/12/19)
「京都・梅小路エリアでの鉄道博物館計画について」を掲載しました。
● 京都鉄道博物館の詳細
「京都鉄道博物館」の建設予定地は、JR京都駅から西に約1.5kmです。「梅小路蒸気機関車館」の西側にある「へ」の字にような形をした土地です。
敷地面積は、現在の「梅小路蒸気機関車館」を含む30,435㎡です。「梅小路蒸気機関車館」の西側にエントランス棟とプロムナード棟、本館、屋外上屋を整備します。
建物の概要は、地上3階、延床面積約18,800㎡です。オープンスペースも含めた展示スペースは約31,000㎡となっています。
収蔵車両数は50両程度(SL23両、新幹線6両、電気機関車4両、ディーゼル機関車4両など)で、車両数、展示スペースともに国内最大級です。総事業費は約70億円(うち設計費と建設工事費は約36億円)を予定しています。
「梅小路蒸気機関車館」も扇形車庫の耐震補強工事を実施するほか、蒸気機関車の動態保存環境を改善するため新しい整備施設(SL専用検修庫)を設けます。
営業時間は、10時~17時30分、休館日は水曜日を予定しています。開館当初の入場料金は大人1000円(子供500円)を予定しています。
年間来館者数は「交通科学博物館」の29万人、「梅小路蒸気機関車館」の30万人に対し、80万人を想定しています。
JR西日本の資料を元に書いた位置図です。
南側のふれあい広場や普通駐車場(おもいやり駐車場)がある場所に「京都鉄道博物館」の「本館」が建設されます。
北側の歩道や普通駐車場(おもいやり駐車場)の場所に「京都鉄道博物館」の「プロムナード棟」が建設されます。
「おもいやり駐車場」は、JR西日本の「京都鉄道博物館」の建設用地になるので閉鎖されます。
現在の「チンチン電車」は、「梅小路蒸気機関車館」の西側を走っていまが、「梅小路公園」が拡張整備される部分に移設されます。
地球環境にも優しい最新鋭の蓄電池(EV化)を動力源とするチンチン電車に改良し、公園内の運行にふさわしい緑化軌道(軌道敷の緑化)を整備します。
JR西日本の「JR梅小路社宅」跡です。この土地は代替地として一部を京都市に提供する予定です。この部分に「梅小路公園」が拡張整備されチンチン電車は移設されます。
「梅小路公園」の拡張再整備の用地は、「JR梅小路社宅」跡地の一部を活用します。すべての用地を活用するのかと思っていましたが、「JR所有地」としてかなり残るようです。
敷地北側の「大型バス駐車場」は残ります。完成予想図を見た感じでは、「おもいやり駐車場」が閉鎖されるので、残る駐車場は「大型バス駐車場」だけになるように見えます。
現在でも駐車場不足ですが、代替の駐車場が無いと「京都鉄道博物館」のオープン後には、間違いなく駐車場不足になります。「JR梅小路社宅」跡地の未利用部分を駐車場として使用するのでしょうか?
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