神戸医療産業都市 県立こども病院の南側に小児がん患者の「粒子線治療施設」を建設!
-粒子線治療施設-
小児がん患者を主な対象に兵庫県がポートアイランドでの建設を検討している「粒子線治療施設」について、兵庫県は1月20日に、2017年度の下半期にも開設すると発表しました。
2016年度中に神戸市須磨区からポートアイランドに移転する「県立こども病院」の付属施設として、「県立こども病院」の南側に整備します。
地上3階、延床面積約5,700㎡の予定で、最先端の技術を導入する「ガントリー照射室」を2室設けます。
「粒子線治療施設」は、たつの市の県立粒子線医療センターをはじめ国内に11ヶ所ありますが、小児がんに重点を置いた施設は初めてとなります。
また、「神戸低侵襲がん医療センター」など近隣の医療機関とも連携し、成人の高度医療にも対応します。
建設費や機器整備費などを含めた整備費用は約95億円に上る見込みで、2015年度~2017年度に建設工事を実施予定です。
「県立こども病院」の南側に「粒子線治療施設」を整備します。仮囲いで囲まれたこの部分の「ポートライランド南公園」は撤去済みです。
「兵庫県立こども病院」の建設予定地です。
「兵庫県立こども病院」の完成予想図です。完成予想図の右下のグリーンの部分に「粒子線治療施設」が整備されます。
兵庫県・記者発表資料(2013/04/03)
県立こども病院建替整備 基本設計の概要について
新病院は地上7階、塔屋3階、地下1階で、地震対策として免震構造でを採用します。屋上には救急搬送用のヘリポートを設けます。
延床面積は約35,000㎡で、病床数は290床となり現在の稼働数から24床増やします。26ある診療科の数は変わりません。
屋上や敷地の緑化も進め、「ポートライランド南公園」と一体となった景観になります。総事業費は約200億円で、2016年度中の完成を目指します。
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