神戸医療産業都市 「兵庫県立こども病院 & 粒子線治療施設」 2014年1月24日の状況
-兵庫県立こども病院-
「兵庫県立こども病院」は、1970年に全国で2番目の小児専門総合病院として開院しましたが、老朽化により神戸市須磨区からポートアイランドの神戸医療産業都市に移転する予定です。
新病院の概要は、「病院棟」が地上9階、延床面積約40,101㎡で「免震構造」を採用します。「ファミリーハウス棟」は地上3階、延床面積約1,250㎡となっています。
病床数は290床(小児専門医療192床、総合周産期母子医療センター83床、小児救命救急医療センター15床)で、診療科は現在の26科を継承します。
兵庫県病院局は、WTO(世界貿易機関)対象の「県立こども病院移転新築工事」の一般競争入札を行い、施工者を「大林組、鴻池組、大鉄工業JV」に決めています。
起工式が2013年11月28日に行われました。2014年2月から本格着工し、工期は2016年1月29日までの予定です。開院は2016年春を予定しています。
「兵庫県立こども病院」の完成予想図です。西側の「ポートライランド南公園」と一体となった景観になります。
兵庫県・記者発表資料(2013/04/03)
県立こども病院建替整備 基本設計の概要について
「兵庫県立こども病院」の建設予定地です。起工式が2013年11月28日に行われましたが、まだ本格的な工事は行われていません。2014年2月に本格着工する予定です。
「兵庫県立こども病院」の建設予定地を地上から見た様子です。
-粒子線治療施設-
兵庫県は、「県立こども病院」の付属施設として「県立こども病院」の南側に「粒子線治療施設」を整備します。
地上3階、延床面積約5,700㎡の予定で、最先端の技術を導入する「ガントリー照射室」を2室設けます。
「粒子線治療施設」は、たつの市の県立粒子線医療センターをはじめ国内に11ヶ所ありますが、小児がんに重点を置いた施設は初めてとなります。
また、「神戸低侵襲がん医療センター」など近隣の医療機関とも連携し、成人の高度医療にも対応します。
建設費や機器整備費などを含めた整備費用は約95億円に上る見込みで、2015年度~2017年度に建設工事を実施予定です。
ブルーのライン内に「県立こども病院」と「粒子線治療施設」が建設されます。北側が「県立こども病院」、南側が「粒子線治療施設」となります。
赤線の部分では、「ポートライランド南公園改修工事」が行われています。工期は2014年1月31日までとなっていました。
「ポートライランド南公園改修工事」の様子です。
「兵庫県立こども病院」へのメインの道路となる「ポートライランド南公園」北側の道路です。
道路南側に大きな変化がありました。ポートアイランド1期の南端にあった堤防が撤去されていました。
「兵庫県立こども病院」の地下1階は駐車場となりますが台数が多くないので、「ポートライランド南公園」地下の「半地下駐車場」を利用して少ない駐車台数を補うようです。
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