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2014年3月31日 (月)

JR西日本 JRゆめ咲線「桜島駅」に続き、JR神戸線「六甲道駅」でも「昇降式ホーム柵」の実証実験を予定!

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-JR西日本の昇降式ホーム柵-
 
このようなブログを運営していると天気が悪かったり、急に外出できなくなってネタが枯渇して困る時が頻繁にあります。
 
 そのような時に備えて、写真がなかなか陳腐化しないネタを残しておきます。今回の写真も前に撮影してネタ不足の時に備えていましたが、実証実験が2014年3月末までなので大慌てでUPします(笑)。
 
 本題に戻って、JRゆめ咲線「桜島駅」の1番ホームで「昇降式ホーム柵」の実証実験が、2013年12月~2014年3月末まで行われていました。
 
 JR西日本が開発を進めてきた「昇降式ホーム柵」は、ホームドアの代わりにワイヤーロープを設置し、列車のドアが開く際にワイヤーロープを上昇させる方式のホーム柵です。これまでのホームドアとは異なり、車両のドアの位置や数が変わっても対応出来ます。
 
 
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ホームドアの実証実験と言うと普通は1車両分だけの場合が多いですが、JRゆめ咲線「桜島駅」1番ホームの全長約160m全体を使った大掛かりな実証実験でした。「桜島駅」での実証実験は、おおむね良好な稼働状況が確認されたそうです。
 
 
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電車が到着します。
  
 
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電車が到着するとワイヤーロープが魔法のように上昇します。「エクスペクトパトローナム!」なんちゃって(笑)。
 
 ワイヤーロープは、約2mの高さまで上昇します。動作の様子を文章で説明するのは難しいので、JR西日本の動画を見てください。
 
 JR西日本(動画) → 昇降式ホーム柵の基本動作
 
 
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閉じた状態です。「昇降式ホーム柵」は、5本のワイヤーロープを高さ50cm~120cmに水平に張って利用者の線路への転落を防いでいます。
 
 大人の転落はほぼ防げると思いますが、子供や幼児は下をすり抜ける可能性があります。ほぼ100%転落を防げる「ホームドア」が理想ですが、「ホームドア」は高額な設置費用が導入を阻んでいるために、「ワイヤー」や「バー」だけの簡易なタイプの開発も必要です。
 
 
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ワイヤーロープは、ステンレス製です。「ステンレスワイヤーロープ」は、耐食性・耐熱性・耐摩擦性等に非常に優れた特性を持つロープです。
 
 
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反対側から見た様子です。
 
 
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閉じた状態のツインの昇降機です。
 
 
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上昇した状態のツインの昇降機です。
 
 
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閉じた状態のシングルの昇降機です。
 
 
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上昇した状態のシングルの昇降機です。
 
 
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真横から見た様子です。たくさんの穴は「赤外線センサー」の穴です。
 
 
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● JR神戸線の六甲道駅でも「昇降式ホーム柵」の実証実験
 JR西日本は、神戸線の「六甲道駅」の上り線3番のりばに「昇降式ホーム柵」を設置し実証実験を行うと発表しました。2014年末までに実証実験を開始する予定です。
 
 JR西日本・プレスリリース(2014/03/12)
 「昇降式ホーム柵」を六甲道駅で試行運用します
 
 「桜島駅」での試行運用の検証結果も踏まえ、次の試行ステップへ進みます。次の試行ステップでは、「桜島駅」で得られた、列車到着場面での乗務員による操作時間の増加などの課題の解決策と、「桜島駅」で確認ができない編成の異なる列車に対する機能や操作などについての項目を検証します。
 
 「六甲道駅」は、車両数(最長12両編成)、ドアの位置、ドアの数(3枚扉、4枚扉)が異なる電車が頻繁に停車します。「桜島駅」より遥かに難易度が高くなります。
 
 
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JR神戸線の「六甲道駅」は、島式2面4線の高架駅ですが、外側の「1番のりば」と「4番のりば」は、ロープが張られ使用されていません。新快速や貨物列車の通過線となっています。
 
● 阪神・淡路大震災
 「JR六甲道駅」は、阪神・淡路大震災で、高架線もろとも駅舎が落下して倒壊するという甚大な被害を受けました。新たに高架線を建設するには約2年かかる言われていました。
 
 しかし派遣されたJR東日本の技術者が診断した結果、「高架線」の梁や床は崩れていなかったため、これらを再利用することになりました。
 崩壊した橋脚のみを新たに建設し、高架線をジャッキで持ち上げる難工事が行われ、約3ヶ月という短期間で完了しました。
 
 この模様は、2005年1月11日放送のNHKの「プロジェクトX~挑戦者たち~」でも取り上げられていました。
 「鉄道分断 突貫作戦 奇跡の74日間」というタイトルでした。JRグループと工事を行った「奥村組」の苦闘と周辺住民の協力を描いています。
 
 工事完了後の耐久試験で、重量が重い貨物列車が4本の線路をゆっくり並走するシーンがありましたが、今でも思い出すと感動的で涙が出そうになります。
 
 
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● 戸袋移動型ホーム柵の実証実験
 車両のドアの数やドアの位置が異なる電車に対応するホームドアの開発は各社で行われています。
 
 柵が自在に移動してドアが開閉する「ドラえもんの”どこでもドア”」のようなホームドアの実証実験が、埼玉県所沢市の西武鉄道「新所沢駅」で行われました。
 
 実証実験の期間は、2013年8月31日~2014年2月下旬までの約6ヶ月間だったので現在は終了しています。
 
 YouTube(4分44秒)
 どこでもホーム柵 西武鉄道新所沢駅実証実験 3ドア~4ドア
 
 

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● 戸袋移動型ホーム柵

 「戸袋移動型ホーム柵」は、「東京大学生産技術研究所」と「神戸製鋼所」により共同開発されています。
 
 東京大学生産技術研究所・神戸製鋼所(PDF:2013/03/05)
 乗降位置可変型ホーム柵「どこでも柵」
  
 従来のホームドアは、ドアの数はもちろんですが、車両の長さやドアの位置がほぼ同じでないと導入出来ません。
 
 これに対して、「戸袋移動型ホーム柵」は、電車の扉の位置にあわせて、ホームドアを収納する戸袋も一緒に移動するのが最大の特徴です。

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