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2014年5月 8日 (木)

京都大学のiPS細胞研究拠点(第2研究棟、第3研究棟、総合研究棟) 2014年5月2日の状況

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-京都大学・iPS細胞研究所-

 山中伸弥教授が所長を務める「京都大学 iPS細胞研究所」では、iPS細胞作製技術を用いて創薬、新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用を実現するための研究を行っています。
 
 いつもは日本で開発されても研究開発で欧米に後れを取る日本の研究機関ですが、iPS細胞に関しては、珍しく施設の整備のスピードが速いです。ノーベル賞効果絶大ですね。
 すでに竣工している第1研究棟の「CiRA(サイラ)」に続き、「第2研究棟」が着工、更に「第3研究棟、総合研究棟」も動き出そうとしています。
 
 京都大学・キャンパスマップ(PDF)
 医学部・病院・薬学部構内
 
 「STAP細胞」のねつ造疑惑で改めて「iPS細胞」の凄さや山中伸弥教授の偉大さを再認識しました。
 でも私は甘いと言われようが、今でも「STAP細胞」の存在を信じています。いや信じたいです。彼女がウソをついているとはどうしても思えないです・・・
 
 
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① 京都大学iPS細胞研究所(第1研究棟)
 2010年5月8日に竣工式・開所式が行われた「CiRA(サイラ:Center for iPS Cell Research and Application) 京都大学iPS細胞研究所」です。
 
 現在、研究者と職員の人員は、臨床応用を目指す研究の拡大などで当初の2倍超となる約270人となり、建物内に収まり切れなくて、周辺の京都大学の施設や民間の建物を間借りしている状態です。
 
 
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「京都大学iPS細胞研究所」を南東側から見た様子です。
 
 
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「京都大学iPS細胞研究所」のエントランスです。「山中伸弥教授が出てきたらどうしよう・・・」とちょっとドキドキしてしまいました。ゴールデンウィーク期間中だったので研究は休みだったかも知れません。
  
 山中伸弥教授は、私が最も尊敬する人物です。今、誰にでも会わせてあげるので誰に会いたいですか? と聞かれたら、即答で山中伸弥教授と安室ちゃんと答えます(笑)。
 
 
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② 第2研究棟

 「第2研究棟」は、地上5階、地下2階、延床面積5,478.53㎡です。「メディカルイノベーションセンター棟」の東側かつ「京都大学iPS細胞研究所」の北側に建設中です。
 
 「第2研究棟」は、「第1研究棟」と渡り廊下で接続し、研究の拡大に伴うスペース不足を解消するために利用されます。建設費は40億円です。
 
 
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「ラフテレーンクレーン」です。本格的に工事が始まっています。
 
 
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「京都大学(南部)総合先端基盤研究棟(iPS細胞研究所第2研究棟)新営その他工事」の建築計画の概要です。
 
 
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③ 第3研究棟

 「第3研究棟」は、地上5階、地下2階、延床面積7,680.46㎡です。「第1研究棟」の東側で、現在、病院地区給水センターが位置する場所に建設されます。まだ工事は始まっていませんでした。
 
 「第3研究棟」は、再生医療用のiPS細胞を作製し備蓄する「iPS細胞ストック」事業の拠点施設となる見通しです。
 
 「第2研究棟」と「第3研究棟」を1棟に集約した方が効率が良さそうに思えますが、敷地に余裕が無いので、既存の施設を移転しながら玉突きのように連鎖的に開発するしか方法がないのだと思われます。

 「第3研究棟」の新設に伴い給水センターは取り壊されます。工事に先立って、給水センター棟がアーチェリー場跡地に建設されます。
 「給水センター棟」は、地上2階で、屋上にはアーチェリー場が整備されます。正確な場所は分かりませんが、キャンパスマップのテニスコート北側のブルーの部分だと思われますが、間違っていたらゴメンナサイ・・・
  
 
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「京都大学(南部) iPS細胞研究所第3研究棟」の建築計画の概要です。
 
 
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④ 総合研究棟

 「総合研究棟」は、地上5階、地下2階、延床面積約11,900㎡です。「総合研究棟」は、病院西構内、薬学部本館の南側に建設されます。主にiPS細胞に関する総合研究に利用されます。
 
 建設予定地にある薬学部栽培温室は、薬学部本館西側の薬草園内に移設されます。また、移設工事と共に薬草園の整備も行われます。
 
 「総合研究棟」の建築計画の概要はまだ見当たりませんでしたが、すでに準備工事が始まっていました。
 
 建設予定地は、「薬学部」の構内です。「薬学部」の構内にまでiPS細胞関連の建物が建設される状況を見ていると京都大学における「iPS細胞」の位置付けが極めて高い事が理解できます。

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