京都市 開業したマリオット・インターナショナルの最高級ブランド「ザ・リッツカールトン京都」
-ザ・リッツ・カールトン京都-
アメリカのマリオット・インターナショナルの最高級ブランドであるザ・リッツ・カールトンの「ザ・リッツ・カールトン京都」が、2014年2月7日(金)に開業しました。
2011年1月に閉館した「ホテルフジタ京都」の跡地に、「積水ハウス」が建物を建設し、マリオット・インターナショナルの「ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー」が運営します。
「ザ・リッツ・カールトン」の日本進出は大阪、東京、沖縄に次ぐ4ヶ所目です。 客室数は全134室(17室のスイート含む)です。
ザ・リッツカールトン京都の概要
◆ 計画名-(仮称)京都鴨川二条ホテル新築工事
◆ 所在地-京都府京都市中京区二条大橋上る鉾田町543
◆ 交通-京都市営地下鉄「京都市役所前」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上4階、地下3階(建築基準法上)
◆ 建物高さ-最高部17.430m、軒高15.000m
◆ 敷地面積-5,937.28㎡
◆ 建築面積-4,598.23㎡
◆ 延床面積-24,682.89㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-134室(17室のスイート含む)
◆ 建築主-積水ハウス
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ デザイン-日建設計(建築構造設備・外装デザイン)、レメディオス・デザインスタジオ(客室・パブリックデザイン)、デザインスタジオ・スピン(レストランデザイン)、イリア(内装設計)、野村庭園研究所(庭園デザイン)
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2011年12月
◆ 竣工-2013年11月
◆ 開業-2014年02月07日
「ザ・リッツカールトン京都」は南北に長く、鴨川に面して約130m(建物は約122m)の間口があります。
建築基準法上は、地上4階、地下3階ですが、建物内の表記は地上5階、地下2階となっています。
客室は地上2階~5階に134室(17室のスイート含む)配置され、地下2階~地上1階までは共用施設(宴会場、レストラン、プール、その他)となっています。
「ザ・リッツカールトン京都」が立地する場所は、高さ制限が非常に厳しく、川岸より20mまでが軒高12m、それ以外が軒高15mとなっています。
更に、岸辺型美観地区Ⅰ型(屋根形状を勾配屋根にすること)、旧市街地型美観地区(外壁、屋根色などの規制)の規制があります。
元々の「ホテルフジタ京都」は、地上7階、地下1階、高さ約35mでしたが、2007年9月1日に施行された「京都市新景観条例」により大幅に高さ制限が厳しくなり元の高さで建て替えが出来なくなりました。
特徴的な勾配屋根を採り入れた和風の外観です。
「ザ・リッツカールトン京都」は、鴨川沿いの最高のロケーションに立地しています。
鴨川に面した各部屋は可能な限り大きな一枚ガラス窓にしてあります。
鴨川の飛び石を渡って「ザ・リッツ・カールトン京都」に行くのもいいですね! まあ私は宿泊料金が高過ぎて泊まれないですが・・・(涙)
北東側から見た様子です。「アオサギ」も「ザ・リッツ・カールトン京都」をじっと眺めています。
「アオサギ」も「ザ・リッツ・カールトン京都」に泊まりたいのかな?
南西側から見た様子です。
南側から見た様子です。軒先がほんのわずかに反りあがっていますが、分かるでしょうか?
南東側から見た様子です。
南東側には、地下を掘り込んだ庭園があります。高さ制限が厳しいので、地下を有効活用しています。
共用施設(宴会場、レストラン、プール、その他)を地下に配置することで、厳しい高さ制限をクリアしています。
鴨川に面した外壁を雁行(少しずつ前後にずらして配置する形)させているので、圧迫感や単調さを感じません。
東側の歩道です。
各部屋を「よしず(葦簀)」で区切っています。京都らしくていいですね。
北東側の様子です。
北側の様子です。
北西側から見た様子です。
西側の様子です。西側はガラス窓が無かったり、あってもかなり小ぶりです。
西側の歩道です。竹の植栽が行われています。電柱・電線の地中化が行われなかったのが残念です。
(おまけ)
今年も京都の夏の風物詩である「鴨川納涼床」が始まりました。実施期間は2013年5月1日~9月30日となっています。床はいいですね!
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