阪急電鉄 阪急神戸線の「王子公園駅~神戸三宮駅」間を地下化!
-王子公園駅~神戸三宮駅間を地下化-
昨日、神戸新聞が「阪急阪神ホールディングス」が、阪急三宮駅の東側にある「神戸阪急ビル東館」を建て替える方針を固めたと報じました。
同時に、将来的に目指す阪急神戸線と神戸市営地下鉄西神・山手線との相互乗り入れに向けて「王子公園駅~神戸三宮駅」間を地下化する考えも表明しました。
神戸新聞(2014/05/22)
阪急神戸三宮駅ビル建て替え 震災20年着工の意向
● 阪急電鉄と神戸市の意見対立
従来から阪急電鉄は、神戸市営地下鉄西神・山手線との相互乗り入れを行いたいと表明していました。
阪急電鉄のねらいは、三宮以東に向かう乗客に神戸市営地下鉄から阪急神戸線にそのまま乗ってもらい、更には「阪急阪神ホールディングス」の本拠地である梅田に誘導するためです。
方や神戸市は、購買客の梅田へ流出は三宮、更に神戸市全体の地盤沈下を意味するので反対していました。
今回の発表は、神戸市との協議がまとまりつつあるという事でしょうか? それとも一向に動かない神戸市に対して、発表する事によって既成事実化しようとしたのでしょか?
● 王子公園駅~神戸三宮駅間に変更
もう1つ謎があります。阪急電鉄はこれまで、地下化は「春日野道駅~神戸三宮駅」間という考えを示していました。
勾配的にも「春日野道駅」付近で地下に潜れば神戸市営地下鉄との接続に全然問題がありません。
今回、「王子公園駅~神戸三宮駅」に変更になったのは、工事費を安く抑えたい「阪急電鉄」が変更したとは考えにくいです。
神戸市の意向が働いた可能性が高いと思います。やはり水面下で、阪急電鉄と神戸市の意見がまとまりつつあるのかも知れません。
「阪急阪神ホールディングス」の角社長は、 ”三宮まで(地上に)線路がなくなることで、六甲山と海に挟まれた神戸に、宝のような土地が生まれる” と述べています。
実現すれば正にその通りだと思います。地下化によって生まれる新しい土地の活用にも意欲を見せているようで、楽しみですね!
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