那覇空港 「第2滑走路」の着工 2020年3月の供用開始を目指す!
-那覇空港-
沖縄県の「那覇空港」は、2012年(1月1日~12月31日)の旅客数が15,107,628人で、日本で第6位です。
なおかつ「航空自衛隊那覇基地」と併設されており、これを3,000m×45mの滑走路1本で運用しています。
発着処理能力が限界に近づきつつあり、「第2滑走路」の建設が緊急の課題でしたが、2014年3月1日に「那覇空港滑走路増設事業」の起工式(1月から工事に着手済)が行われました。
引用資料 内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部
那覇空港プロジェクト室(空港整備課)
「第2滑走路」は、長さ2,700mで、現滑走路から1,310m沖合に建設します。総事業費は約1,993億円で、2019年12月完成、2020年3月31日の供用開始を目指します。
「第2滑走路」の増設で、発着数の処理容量は、現在の年間135,000回から185,000回に増える見通しです。
● ANAカーゴの物流拠点
中央官庁のお役人は何事も東京を中心に考えますが、那覇空港を中心に地図を見ると正に東アジアの中心で、こんな素晴らしい立地は日本には他にありません。国は日本や沖縄の発展のためにもこの好立地を生かしてもっと積極的に活用すべきです。
民間は先を走っています。全日空グループの「ANAカーゴ(ANA Cargo)」は、那覇空港を国際物流ハブ空港として機能をどんどん強化しています。
宅配便大手の「ヤマト運輸」も、ANAカーゴの国際航空貨物事業と連携して、「国際クール宅急便」」の機能を強化しています。
「第2滑走路」は、長さ2,700mです。
総合的な調査段階(2003年度~2007年度)で、滑走路間隔(1,310m、930m、210m )の案が検討されました。
構想段階(2008年度)で、滑走路間隔1,310mと滑走路間隔850m(930mの修正案)の2案から最終的に1,310m案が選定されました。
航空保安業務処理規程では、同時離着陸を行うためには、滑走路の中心線の間隔が760m以上、同時離着陸及び同時着陸を行うためには滑走路の中心線の間隔が1310m以上分離していることが必要とされています。
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