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2014年6月10日 (火)

南海本線(堺市)連続立体交差事業 Part2:諏訪ノ森駅編 駅前の整備が始まる! 

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-南海本線・諏訪ノ森駅(すわのもりえき)-
、「南海本線(堺市)連続立体交差事業」は、南海本線の「石津川」の鉄橋を過ぎたあたりから「羽衣駅」手前までの約2.7kmにおいて鉄道を高架化することにより7ヶ所の踏切を除却し、都市内交通の円滑化を図るとともに、分断された市街地の一体化により都市の活性化を図る事業です。

 公式HP → 都市計画事業南海本線(堺市)連続立体交差事業について 

南海本線(堺市)連続立体交差事業
◆ 事業名称-南海本線(堺市)連続立体交差事業
◆ 延長- 約2.7km(堺市域:約2.3km、高石市域:約0.4km)
◆ 踏切除却数-7ヶ所
◆ 対象駅- 諏訪ノ森駅、浜寺公園駅
◆ 事業主体-堺市
◆ 工事完了-2018年03月(予定)
◆ 総事業費- 約423億円

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「諏訪ノ森駅(すわのもりえき)」は、相対式2面2線の高架駅に生まれ変わります。


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「諏訪ノ森駅部北側~石津川」の断面図です。


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● 諏訪ノ森駅の最優秀賞
 「堺市」は、文化財的価値が高い南海本線の「浜寺公園駅」と「諏訪ノ森駅」の保存活用を図る提案競技を実施した結果、浜寺公園駅は「アプル総合計画事務所」、諏訪ノ森駅は「ジェイアール東日本建築設計事務所」の案を最優秀賞に選定しました。

 堺市・公式HP(2014/01/15)
 浜寺公園駅・諏訪ノ森駅 駅舎及び駅前交通広場等計画提案競技の最優秀賞が決定しました!

 基本的なコンセプトは、 ”みんなの記憶、「諏訪ノ森の大きな木」” となっています。諏訪ノ森の人々に利用され、記憶に刻み込まれた旧駅舎を「諏訪ノ森の大きな木」としてとらえ大きな木を中心に人々が憩える空間を配置する計画とします。

 引用資料 諏訪ノ森駅(最優秀賞の詳細)
 株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所(PDF)


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諏訪ノ森駅駅舎
 「諏訪ノ森駅駅舎」は、1919年に建てられた駅舎です。木造、スレート葺き、平屋建ての48㎡程度の小規模な駅舎です。

 入り口上方のステンドグラスが特徴となっており、屋根、破風、待合室など、「セセッション(19世紀に過去の美術様式から分離しようとしたウィーン分離派)」の影響を受けたと思われるデザインが随所に見られます。

 現役で現存する木造駅舎の一つとして希少性は高く、大阪府内では「浜寺公園駅駅舎」とともに1998年に登録有形文化財に登録され、近畿の駅百選選定駅にも選ばれています。


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入り口上方のステンドグラスです。


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別角度から見た様子です。「諏訪ノ森駅駅舎」は、次世代へ文化財的価値が継承できるように保存活用されます。


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駅前の整備が始まっています。


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道路改良工事が行われています。


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駅前広場となる部分です。


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「諏訪ノ森駅」北側の用地買収された部分です。「諏訪ノ森駅」北側は、線路の西側で土地の買収が行われています。


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「諏訪ノ森駅」のホーム南端から南側を見た様子です。


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「諏訪ノ森駅」の南側からは、線路の東側で用地買収が行われています。本格的な高架工事はまだ始まっていません。


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現在の「諏訪ノ森駅」は、千鳥式配置の単式2面2線の地平駅です。


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1番ホーム(和歌山市方面)です。踏切を挟んで北側にかなり離れています。それぞれのホームが踏切を挟んで南北に離れているため、反対側のホームに行くためには1度改札口を出る必要があります。高架化工事が行われるとこの不便も解消されます。

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