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2014年8月 9日 (土)

福岡市 アイランドシティまちづくり事業提案 地上32階~46階のクアドラプル(4棟)超高層タワーマンションを建設!

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-アイランドシティまちづくり事業提案-

 昨日、福岡市で大きな花火がドッカーンと打ち上がりました。福岡市は、2014年8月8日に「アイランドシティまちづくり事業提案公募」における事業予定者を決定ました。

 「積水ハウス、西日本鉄道、福岡商事、西部ガス興商」の企業連合体が、地上32~46階の超高層タワーマンションを4棟建設します。

 引用資料 福岡市・公式HP(PDF:2014/08/08)
 アイランドシティまちづくり事業提案公募(香椎照葉7丁目27番11等)における事業予定者の決定について(お知らせ)

 「1:シングル、2:ダブル、3:.トリプル」を通り越してなんと「4:クアドラプル」です(笑)。 ビックリ仰天です! 福岡市に転勤で半年くらい住んだことがある私にとっては、うれしい限りです。

 ただ不安もない訳ではありません、こんな大規模なプロジェクトが総事業費約326億円(うち土地分譲価格約40億円)で本当に建設出来るのか? 人件費や建築資材が高騰しているのでパッと見で500億円くらいかかるように見えます。

 更に地上46階のツインタワーは、事業年次が2019年~2023年予定となっています。着工が5年も先なので、その時の経済状況により見直しも充分あり得ます。 

アイランドシティまちづくり事業の概要
◆ 敷地面積約36.000㎡
◆ 総事業費約326億円(うち土地分譲価格約40億円)

画地A
◆ 敷地面積-約9,000㎡
◆ 階数-地上41階
◆ 総戸数-280戸
◆ 用途-分譲集合住宅
◆ 事業予定者-西日本鉄道
◆ 着工-2016年予定
◆ 竣工-2018年予定

画地B
◆ 敷地面積-約27,000㎡
◆ 階数-地上46階×2棟、地上32階×1棟、地上8階×1棟
◆ 総戸数-(46階×2棟)279戸、279戸、(32階、8階)194戸
◆ 用途-分譲集合住宅、賃貸集合住宅、商業施設、医療・文化・交流施設
◆ 事業予定者-水ハウス、福岡商事、西部ガス興商
◆ 着工-(32階、8階)2017年予定、(46階×2棟)2019年予定
◆ 竣工-(32階、8階)2020年予定、(46階×2棟)2023年予定


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「対象画地」です。


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I TOWER(アイタワー)

 「アイランドシティ地区」には、地上42階、地下1階、高さ145.3m、総戸数409戸の「アイランドタワー スカイクラブ」が竣工済みです。 

 続いて、「西日本鉄道、NIPPO、住友不動産」が、完成すると住居系では九州一の高さとなる「 (仮称)アイランドフォレストタワー分譲事業計画」の建設に着手しています。正式名称は「I TOWER(アイタワー)」となっています。

 公式HP → I TOWER(アイタワー)

 九州一高い超高層ビルは、宮崎県のシーガイアにある「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」の高さ約154mですが、超高層タワーマンションに限ると北九州市にある「小倉D.C.タワー」の高さ145.777mになります。

I TOWER(アイタワー)の概要
◆ 計画名-(仮称)アイランドフォレストタワー分譲事業計画
◆ 所在地-福岡県福岡市東区香椎照葉三丁目26番30(地番)
◆ 交通-西鉄バス「アイランドシティ中央公園」バス停から徒歩約4分
◆ 階数-地上45階建
◆ 高さ-約149m
◆ 敷地面積-7,484.36㎡
◆ 建築面積-3,298.50㎡ 
◆ 延床面積-37,067.41㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造(天然系積層ゴム、弾性すべり支承、パッシブロックダンパー、減衰こま)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭×21本(住宅棟)、既製コンクリート杭×54本(自走式駐車場)
◆ 用途-1階(エントランスホール、多目的ルーム、キッズルーム、駐車場、駐輪場、フォレストガーデン)、2階(スタディールーム、防災備蓄倉庫、会議室)、19階(ラウンジ・ゲストルーム)、3階~44 階(分譲マンション)
◆ 総戸数-285戸
◆ 建築主-西日本鉄道、NIPPO、住友不動産
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2014年02月
◆ 竣工-2016年02月下旬予定
◆ 入居開始-2016年03月下旬予定


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福岡市の航空法での高さ制限 

 福岡市は、「福岡空港」が近いので航空法での高さ制限が非常に厳しく、全国の政令指定都市の中で一番厳しいです(景観により厳しい京都市を除く)。

 「アイランドシティ地区」も福岡空港の「制限表面区域」に入っていますが、「アイランドシティ地区」の東側はギリギリ「延長進入表面」から外れています。航空機が離着陸する空路である「延長進入表面」に入るとより高さ制限が厳しくなります。

 引用資料 国土交通省・大阪航空局:福岡空港事務所(PDF)
 福岡空港の制限表面区域図

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