大規模にリニューアル工事中の阪神電気鉄道「甲子園駅」 2014年9月1日の建設状況
-甲子園駅・リニューアル-
阪神電気鉄道「甲子園駅」では、大規模なリニューアル計画が行われています。リニューアルは「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」と一体的に行われています。
現在の島式・相対式4面4線の狭いホームは、プロ野球や高校野球の開催時に大混雑していましたが、島式・相対式3面4線の広いホームに生まれ変わります。
ホーム中央部に白球や高校球児のユニホームの「白」をイメージした縦45m×横45mの大屋根を設置します。
自然光を通す膜素材を使用し、屋根の南北には壁を設けず、甲子園特有の「浜風」が吹き抜けるデザインを取り入れます。
阪神電気鉄道(PDF:2011/06/08)
甲子園駅をリニューアルします~阪神甲子園球場の玄関口が新しく生まれ変わります~
甲子園駅改良工事の概要
◆ ホームの拡幅-上り線(梅田・大阪難波方面行き)ホーム、下り線(三宮方面行き)ホーム、下り線降車専用ホームを拡幅する。現在の最大幅5.6mの上下線ホームは、9m程度に拡幅される。これに伴い、上り線の降車専用ホームは廃止する。
◆ バリアフリー化-各ホームにエレベーターを設置(西改札口3基、東改札口2基)する。また東西改札口に多機能トイレを設置する。
◆ 西改札口の拡張-ホームに通じる新たな通路を、現在の通路の西側に設けるとともに、駅舎を改築しコンコー スを拡張する。
◆ 東改札口の改築- 駅舎を改築し、東口を新たに設け、駅東方面へのお客様の利便性を高める。また、上り線 (梅田・大阪方面行き)ホームへの通路と下り線(三宮方面行き)ホームへの通路を分離する。
◆ 大屋根の設置(縦45m×横45m)-ホームの中央付近、県道浜甲子園線の上部に、膜素材を用いた大屋根を設ける。
◆ 総工事費-54億円(総工事費のうち、国が1/5、地方公共団体が1/5を補助)
◆ 工期(予定)-2011年度~2016年度
肝心の「阪神タイガース」は毎年恒例のように失速して3位に転落していますが、大屋根の設置工事は順調に行われています。
「タダノ」のオールテレーンクレーン「AR-5500M」です。最大吊り上げ荷重550トンという国内最大級のクレーンです。終電後に「AR-5500M」で吊り上げて大屋根を設置します。
大屋根の骨組みがかなり大きくなました。
南側から見上げた様子です。
下り線ホームから見た大屋根です。
ホームと線路の上空に架設されています。
上り線ホームから見た大屋根です。
北側から見上げた様子です。
下り降車ホーム「臨時改札口」の前に大屋根の支柱が姿を現しました。場所的にもう少しなんとかならなかったのでしょうか?
「東改札口」の鉄骨建方が始まっていました。
大屋根は、この「構台」の上で組まれています。
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