JR西日本 2016年春オープン予定の「京都鉄道博物館」 2014年9月10日の建設状況
-京都鉄道博物館-
JR西日本は、JR京都駅近くの梅小路公園内に「京都鉄道博物館」を建設中です。オープンは2016年春の予定です。
1972年開業の梅小路蒸気機関車館と合わせた延床面積は約30,435㎡です。さいたま市にあるJR東日本の鉄道博物館を上回り、国内最大規模となります。 ただし、国内最大規模は一時的です。
JR東日本の鉄道博物館には増築計画があります。新たに延床面積約36,500㎡の建物を増築します。既存部分を含めると総延床面積約64,775㎡となり、現在の2倍以上の規模となります。
引用資料 京都鉄道博物館の詳細(2013/11/19)
公園施設設置許可申請について(梅小路公園・(仮称)京都鉄道博物館)
● 京都鉄道博物館の詳細
「梅小路蒸気機関車館」の西側にエントランス棟とプロムナード棟、本館、屋外上屋を整備します。
収蔵車両数は50両程度(SL23両、新幹線6両、電気機関車4両、ディーゼル機関車4両など)で、車両数、展示スペースともに国内最大級です。総事業費は約70億円(うち設計費と建設工事費は約36億円)を予定しています。
「梅小路蒸気機関車館」も扇形車庫の耐震補強工事を実施するほか、蒸気機関車の動態保存環境を改善するため新しい整備施設(SL専用検修庫)を設けます。
営業時間は、10時~17時30分、休館日は水曜日を予定しています。開館当初の入場料金は大人1000円(子供500円)を予定しています。
年間来館者数は「交通科学博物館」の29万人、「梅小路蒸気機関車館」の30万人に対し、80万人を想定しています。
「京都鉄道博物館」の完成イメージ図です。
「京都鉄道博物館」の配置図です。
「京都鉄道博物館」の全体レイアウト図です。
地上に姿を現しています。
西側のゲートです。
ゲートが開いていたので覗いてみました。
電車内から見た様子です。
JR西日本の「梅小路新駅」構想
「京都市」と「JR西日本」は、JR山陰本線(嵯峨野線)の「丹波口駅-京都駅」間の梅小路公園近くに新駅設置を目指し、検討会を立ち上げることで合意しています。両者で新駅に向けた課題を協議し、2015年1月にも新駅建設の結論を出します。
梅小路公園には、「京都水族館」があり、2016年春には「京都鉄道博物館」もオープンする予定です。
京都駅から約1kmほど離れていてアクセスが悪いため、京都商工会議所が新駅設置に向けた要望をJR西日本と京都市に出していました。
新駅の有力な場所は、「JR山陰本線(嵯峨野線)」と「七条通」と交わる高架部分ですが、貨物輸送などに使う大阪方面との連絡線との合流部分にあるため、干渉するなどの課題があります。
さらに「数十億円かかる」とされる工事費用の負担も頭の痛い問題です。JR西日本は、京都市に出来るだけ出して欲しいのですが、財政の厳しい京都市は「請願駅」ではないので、JR西日本の主体的な事業として進めてもらいたい考えです。
新駅の有力な場所は、「JR山陰本線(嵯峨野線)」と「七条通」と交わる高架部分です。
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