国家戦略特区 大阪大学医学部附属病院 「保険外併用療養に関する特例」が2015年から実施!

-国家戦略特区-
政府は、地域限定で規制を緩和する「国家戦略特別区域及び区域方針」を6区域指定しています。
国家戦略特区6区域
① 東京都(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区)、神奈川県並びに千葉県成田市
② 大阪府、兵庫県及び京都府
③ 新潟県新潟市
④ 兵庫県養父市
⑤ 福岡県福岡市
⑥ 沖縄県
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2014年9月30日に、関西圏及び福岡市の区域計画を認定しました。「関西圏 国家戦略特別区域」の概要は以下のとおりです。
保険外併用療養に関する特例
大阪大学医学部附属病院、独立行政法人国立循環器病研究センター及び京都大学医学部附属病院が、米国、英国、フランス、ドイツ、カナダ又はオーストラリアにおいて承認を受けている医薬品等であって、日本においては未承認又は適応外のものすべてを対象として、保険外併用療養に関する特例を活用し、スピーディーに先進医療を提供できるようにします。
病床規制に係る医療法の特例
公益財団法人先端医療振興財団が、世界初のiPS細胞を用いた臨床研究である網膜再生治療をはじめ、遺伝性網膜疾患への遺伝子治療や口腔粘膜を活用した角膜再生など、最先端の医療技術の実用化促進等を図るため、「(仮称)神戸アイセンター(神戸市中央区)」内に眼科病院(新規病床30床)を開設します。
● 大阪大学医学部附属病院
「大阪大学医学部附属病院」などで日本では原則認められない症例への「混合診療」が2015年にも実施される見通しになりました。
混合診療は「大阪大学医学部附属病院」のほか「国立循環器病研究センター」や「京都大学医学部附属病院」が提案していました。
米国、英国、フランス、ドイツ、カナダ又はオーストラリアで承認されながら日本で未承認の医薬品や医療機器を、混合診療を活用して迅速に提供できる道が今回開かれました。
「混合診療」は保険診療と保険が利かない自由診療を併用できるようにする事です。患者の不平等や不当な負担拡大を招くなどの理由から日本では原則実施できず、先進医療の普及を阻む「岩盤規制」とされていました。
こんな小さなことが特区? と思うかもしれませんが、日本は今までこんな小さな事さえ出来ませんでした。
「千丈の堤も蟻の一穴より」と言います。最初は「蟻の一穴」のような小さな特区でも巨大かつ強固な「岩盤規制」の壁を崩すきっかけになるかも知れません。
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