阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区) Part1:武庫川駅~鳴尾駅の駅間編 2014年11月24日の建設状況
-阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)-
「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」は、阪神電気鉄道「甲子園駅」~「武庫川駅」間の約1,870mを高架化することにより6ヶ所の踏切を除去します。
新たな交差道路の整備を行って、道路交通の安全性の向上と円滑化を図ります。また土地区画整理事業による鳴尾駅周辺整備と合わせて市街地の一体化を図ります。
「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」は、兵庫県を事業主体とし、西宮市、阪神電気鉄道の三者で施行します。
兵庫県HP → 阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)
阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)
◆ 事業名称-阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)
◆ 事業区間-阪神電気鉄道本線甲子園駅~武庫川駅間
◆ 延長-約1,870m
◆ 踏切除却数-6ヶ所
◆ 対象駅-鳴尾駅
◆ 事業主体-兵庫県
◆ 事業期間-2003年度~2018年度予定予定
◆ 総事業費-約297億円
現場に掲示してある「線路切替順序」です。現在は下り線の高架橋を構築中です。
それでは、梅田駅に近い東側の「武庫川駅」からスタートします。「武庫川駅」は、武庫川にかかる橋梁上にあります。堤防の高さを超えるため必然的に高架の高さになります。
西側に進みます。このあたりは盛土となっています。
しばらく西側に進んで東側に振り返ります。「兵庫医科大学」前のこのあたりが高さが最も低いです。このあたりは側面が「法面構造」になっています。
このあたりから本格的に高架らしくなってきます。
しばらく「盛土区間」が続きます。
更に西側に進むと盛土から高架橋に変わります。
下り線の架線を吊る支柱も姿を現しています。
「鳴尾駅」の東側で一番交通量が多い「小曽根線踏切」です。下り線の橋桁の設置が終わっています。
「小曽根線踏切」から東側を振り返った様子です。
「小曽根線踏切」越しに西側を見た様子です。
西側に高架橋が延々と伸びています。
更に西側に進みます。
更に進むと建設中の高架の「鳴尾駅」が見えてきました。このように「武庫川駅~鳴尾駅」間の高架橋はほぼ完成しています。
猛烈なスピードで高架橋が完成
約13ヶ月ぶりの取材でした。13ヶ月前は高架橋がほとんど姿を現していませんでした。約1年で「下り線」の高架橋がほぼ完成した事になります。
阪神電気鉄道では、「阪神電鉄住吉・芦屋間連続立体交差事業」と「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」の2ケ所で高架工事が行われています。
当初は、「阪神電鉄住吉・芦屋間連続立体交差事業」の方が見た感じでは2年程工事が先行していましたが、「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」の方が猛烈に追い上げ逆転しています。
ほとんどの鉄道の高架橋の工事はなかなか進みません。こんなにスピードの速い高架工事は初めて見ました。
東側に振り返った様子です。
「鳴尾駅」東側の踏切から東側に振り返った様子です。
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