大規模にリニューアル工事中の阪神電気鉄道「甲子園駅」 2014/12/06 Part3:下り線の軌道の移設準備が本格化!
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-甲子園駅・リニューアル-
阪神電気鉄道「甲子園駅」では、大規模なリニューアル計画が行われています。リニューアルは「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」と一体的に行われています。
現在の島式・相対式4面4線の狭いホームは、プロ野球や高校野球の開催時に大混雑していましたが、島式・相対式3面4線の広いホームに生まれ変わります。
ホーム中央部に白球や高校球児のユニホームの「白」をイメージした縦45m×横45mの大屋根を設置します。
自然光を通す膜素材を使用し、屋根の南北には壁を設けず、甲子園特有の「浜風」が吹き抜けるデザインを取り入れます。
阪神電気鉄道(PDF:2011/06/08)
甲子園駅をリニューアルします~阪神甲子園球場の玄関口が新しく生まれ変わります~
甲子園駅改良工事の概要
◆ ホームの拡幅-上り線(梅田・大阪難波方面行き)ホーム、下り線(三宮方面行き)ホーム、下り線降車専用ホームを拡幅する。現在の最大幅5.6mの上下線ホームは、9m程度に拡幅される。これに伴い、上り線の降車専用ホームは廃止する。
◆ バリアフリー化-各ホームにエレベーターを設置(西改札口3基、東改札口2基)する。また東西改札口に多機能トイレを設置する。
◆ 西改札口の拡張-ホームに通じる新たな通路を、現在の通路の西側に設けるとともに、駅舎を改築しコンコー スを拡張する。
◆ 東改札口の改築- 駅舎を改築し、東口を新たに設け、駅東方面へのお客様の利便性を高める。また、上り線 (梅田・大阪方面行き)ホームへの通路と下り線(三宮方面行き)ホームへの通路を分離する。
◆ 大屋根の設置(縦45m×横45m)-ホームの中央付近、県道浜甲子園線の上部に、膜素材を用いた大屋根を設ける。
◆ 総工事費-54億円(総工事費のうち、国が1/5、地方公共団体が1/5を補助)
◆ 工期(予定)-2011年度~2016年度
下りホームの西端から西側(三宮側)を見た様子です。軌道を移設するための障害となる設備がまだ一部残っています。
駅の南西側に自生する「クスノキ」の大木を駅舎内に取り込むかたちで残します。
更に東側です。ホームの支柱の基礎となる部分が見えています。
今回行って驚きました。仮設の「下り降車ホーム」がすべて撤去されていました。プロ野球のシーズンは終わりましたが、12月14日の「甲子園ボウル」までは残すと思っていました。
南側の真新しい橋桁の部分に「4番線」の軌道が移設されます。現在の「4番線」の軌道は、「下り線ホーム」となります。
上り線の方が工事が進んでいたので、上り線を先に移設するのかと思っていましたが、ほぼ同じ進行状態になりました。
本設の「下り降車ホーム」の構築が行われています。
更に東側です。
西側に振り返った様子です。
軌道を移設する場所に障害物が残っています。
更に東側です。
下りホームの東端から西側を見た様子です。現在の「下り線ホーム」はかなり狭いですが、南側に拡幅される事により広くなります。
下りホームの東端から東側(梅田側)を見た様子です。すぐ東側では「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」が行われています。2つの事業は一体的に行われています。
アップです。すでに下り線のレールが敷かれています。「阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)」は、下り線の高架橋がほぼ完成してつながっています。
下り線の軌道の移設するために建て替えられた橋脚と橋桁です。南側にかなり拡幅されています。
隙間の部分に本設の「下り降車ホーム」が設置されます。
「東改札口」の旧駅舎の解体工事もほぼ終わっています。
南側から見た様子です。
新しい「東改札口」も一部姿を現しています。
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