京都市 京都随一の繁華街「四条通」の歩道拡幅 2014年12月22日の工事状況
-四条通歩道拡幅-
京都市は、「歩くまち・京都」を掲げる市の重点事業として「四条通」の歩道拡幅を行っています。工期は2014年11月17日~2015年10月末の予定です。
引用資料 京都市・公式HP 広報資料・お知らせ(2014/11/04)
四条通歩道拡幅工事の着手について
整備は、基本的に現行3.5mの歩道幅を6.5m拡幅し、車道を片側1車線に狭めます。車両の停車スペースを設ける箇所の歩道幅は約4.2mとなります。
バス停は、現在は東西行き合わせて16ヶ所に分散していますが、歩道拡幅後は計4ヶ所(西行き2ヶ所、東行き2ヶ所)に集約します。
拡幅した歩道からさらに道路に張り出した「テラス型バス停」とする予定で、バスの停車中、後続の車両は車道で発車を待つことになります。
タクシー乗り場は、拡幅した歩道に切り込む形で整備します。また、物流業者の荷物の積み卸しや一般車両の乗降などのために停車できる「沿道アクセススペース」を確保します。
● かなり思い切った取り組み
都心の幹線道路の車線を減らすのは全国初の取り組みで、不便を強いられると関係者も多いので、反対意見も多かった事が容易に想像出来ます。
大阪と同じで、京都も外国人観光客が急増しています。京都は明確に「観光で生きる!」事を鮮明にしています。つい最近、景観保全を目的にした行政代執行も行われました。
時間がゆっくり流れる京都ですが、世界屈指の観光資源を持つ京都は何もしなかった事が逆に良かったように私は思います。時代が京都に味方しています。
幸いにも京都府に本社を置く企業の業績も好調で、「村田製作所、日本電産、京セラ」が時価総額2兆円超、「任天堂、オムロン」が時価総額1兆円超です。
正確に計算した訳ではありませんが、京都府に本社を置く上場企業の株式時価総額の合計は、東京都、愛知県、大阪府、神奈川県に次いで多いと思われます。
兵庫県は意外にも時価総額1兆円超は、「シスメックス」の1社のみです(2014年12月22日終値時点)。
区間は、「四条通(川端通から烏丸通まで)」の延長1,120m(幅員22m)です。事業費は、約29億円となっています。
「整備後のイメージ」です。バス停は、拡幅した歩道からさらに道路に張り出した「テラス型バス停」とする予定です。
バスの停車中、後続の車両は車道で発車を待つことになります。これにはビックリ仰天です。「通過するだけの車両は四条通を走るな!」という明確な京都市の意思表示ですね。
現在の「四条通」です。車道は4車線となっています。
しかし、両側の歩道側の車線は、駐停車車両によりほとんど機能していません。歩道側車線のスペースを活用し、歩道を拡幅します。
すでに本格的に歩道の拡幅工事が始っています。
歩道が拡幅される部分です。
現在の歩道幅員は3.5mとかなり狭いです。土・日・祝日は通行人で溢れかえります。
歩道の拡幅工事の様子です。この部分は「タクシー乗り場」もしくは「沿道アクセススペース」のようですね。
工事区間は、車道2車線となっています。渋滞していましたが、なんとか動いていました。
「車道狭っ!」と感じますが、完成時は中央に「ゼブラゾーン(車両の走行を誘導するための縞模様の導流帯)」が設けられるのでもう少し広くなります。
複数ヶ所で歩道の拡幅工事が行われています。
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