JR西日本 JR神戸線「六甲道駅」で「昇降式ホーム柵」の実証実験を実施中!
-JR西日本の昇降式ホーム柵-
JRゆめ咲線「桜島駅」の1番ホームで「昇降式ホーム柵」の実証実験が、2013年12月~2014年3月末まで行われました。
JR西日本が開発を進めてきた「昇降式ホーム柵」は、ホームドアの代わりにワイヤーロープを設置し、列車のドアが開く際にワイヤーロープを上昇させる方式のホーム柵です。これまでのホームドアとは異なり、車両のドアの位置や数が変わっても対応出来ます。
ホームドアの実証実験と言うと普通は1車両分だけの場合が多いですが、JRゆめ咲線「桜島駅」1番ホームの全長約160m全体を使った大掛かりな実証実験でした。「桜島駅」での実証実験は、おおむね良好な稼働状況が確認されたそうです。
● JR神戸線の六甲道駅でも「昇降式ホーム柵」の実証実験
JR西日本は、神戸線の「六甲道駅」の上り線3番のりばに「昇降式ホーム柵」を設置し、2014年12月13日~2015年3月末(予定)まで実証実験を行っています。
JR西日本・ニュースリリース(2014/11/19)
六甲道駅の「昇降式ホーム柵」の試行運用を開始します
「六甲道駅」は、車両数(最長12両編成)、ドアの位置、ドアの数(3枚扉、4枚扉)が異なる電車が頻繁に停車します。「桜島駅」より遥かに難易度が高いです。
電車が到着します。
電車が到着するとワイヤーロープが上昇します。
最高部まで上昇します。
ドアが開きます。
ワイヤーロープが下降を始めます。
ワイヤーロープがほぼ下降してからドアを閉めます。
ワイヤーロープが完全に下降してから電車が発車します。
「昇降式ホーム柵」は、5本のワイヤーロープを高さ50cm~120cmに水平に張って利用者の線路への転落を防いでいます。
ワイヤーロープは、ステンレス製です。「ステンレスワイヤーロープ」は、耐食性・耐熱性・耐摩擦性等に非常に優れた特性を持つロープです。
横から見た様子です。縦のたくさんの穴は「赤外線センサー」の穴です。
閉じた状態のシングルの昇降機です。
閉じた状態のツインの昇降機です。
裏側から見た様子です。
| 固定リンク
« 名古屋市 地上29階、高さ約99mの「納屋橋東地区第一種市街地再開発事業」 2015年1月5日の解体状況 | トップページ | 名古屋市 (仮称)代々木ゼミナール名古屋プロジェクト/(仮称)名鉄イン名古屋駅西 2015年1月5日の建設状況 »
「91 鉄道編・JR」カテゴリの記事
- 祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 近未来的な地下コンコース編!(2023.03.20)
- 祝! 2023年3月18日に「大阪駅(うめきたエリア)の地下ホーム」が開業 フルスクリーンホームドアがある地下ホーム編!(2023.03.19)
- JR西日本が「改良型可動式ホーム柵」の導入 今後、JR西日本が整備していく可動式ホーム柵は、「改良型」での設置を基本!(2023.02.22)
- 岡山・備後エリアに導入する新型車両(227系近郊形直流電車) 新型車両の愛称名が「Urara(うらら)」に決定!(2023.02.02)
- 超高収益企業「キーエンス」 高槻市井尻二丁目の52,373.79㎡を「三菱自動車工業」から取得 ロジスティクスセンターを建設!(2023.01.20)
「51 兵庫県・神戸市②」カテゴリの記事
- 神戸市新長田駅南第2-C地区 病院×住宅の複合施設「ASMACI 神⼾新⻑⽥」が完成 2023年3月16日に竣⼯記念式典を開催!(2023.03.22)
- 阪神本線住吉・芦屋間連続立体交差事業 東灘高架下(阪神本線魚崎駅・芦屋駅間) 深江駅1階に新店舗が2023年3月18日にオープン!(2023.03.13)
- 岩谷産業 神戸ポートアイランド(第2期) 「水素エネルギーの発信および次世代に向けた人材育成拠点となる新研修所」を建設!(2023.01.25)
- 神戸空港 国際便やミュージアムに続く進化「神戸空港サブターミナル整備基本計画(案)」 2025年に供用開始予定!(2023.01.10)
- 神戸市 「王子公園」の再整備 「神戸市立王子スタジアム」の周辺3.5haが大学ゾーン 「関西学院」が創立の地に進出意欲!(2023.01.08)