「(仮称)国立循環器病研究センター移転建替工事」の基本設計書を公表 詳細な外観イメージも公開!
-国立循環器病研究センター-
「国立循環器病研究センター」は、名称のとおり循環器を専門とする日本最先端の医療機関です。
医療技術は非常に高く、循環器に関しては「大阪大学医学部附属病院」と共に日本の双璧を成しています。そのため日本国内のみならず、海外からも患者が訪れます。
循環器の中でも特に高度なのが心臓移植と肺移植ですが、「日本臓器移植ネットワーク」が認定する病院は極めて少なく、心臓が全国で9施設、肺が全国で10施設です(2015年3月20日現在)。
「大阪大学医学部附属病院」と「国立循環器病研究センター(肺は心肺同時移植のみ)」は、心臓と肺の両方が移植可能です。
全国で心肺同時移植可能施は、「大阪大学医学部附属病院、国立循環器病研究センター、東北大学病院」の3施設しかありません(2015年3月20日現在)。
● (仮称)国立循環器病研究センター移転建替工事
「国立循環器病研究センター」は、建物の老朽化のほか、施設増設で敷地が手狭になったため移転します。
移転に当たっては、吹田市の旧国鉄吹田操車場跡地と箕面市の箕面船場地区が激烈な誘致合戦を展開し、吹田市への移転建て替えが決定しています。
「国立循環器病研究センター」は、2015年3月19日に「国立循環器病研究センター移転建替整備事業」の基本設計書を公表しました。
引用資料 国立循環器病研究センター・(PDF:2015/03/19)
国立循環器病研究センター移転建替整備事業基本設計書(概要版)
建物は「情報発信・アメニティ、病院ゾーン、基盤センター・連携ゾーン、研究所ゾーン」の4ゾーンを連続的に配置しています。
(仮称)国立循環器病研究センター移転建替工事の概要
◆ 所在地-北部大阪都市計画事業吹田操車場跡地土地区画整理事業区域5街区1画地
◆ 交通-JR岸辺駅直結
◆ 階数-地上10階、塔屋2階、地下2階
◆ 敷地面積-30,585.17㎡
◆ 延床面積-125,772.85㎡(病院80,764.09㎡、研究所33,932.02㎡、地下駐車場11,076.74㎡)
◆
構造-鉄骨造(CFT柱)、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆
用途-病院、研究所
◆ 病床数-550床
◆ 建築主-独立行政法人国立循環器病研究センター
◆ 着工-2015年度中予定
◆ 供用開始-2018年度予定
「外観イメージ(エントランス側)」です。
位置図です。JR岸辺駅の橋上駅舎と南北自由通路から直結する交通至便な場所に建設されます。
建設予定地の「北部大阪都市計画事業吹田操車場跡地土地区画整理事業区域5街区1画地」です。
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