JR西日本 高槻駅に「昇降式ホーム柵」を設置!
-東海道本線(JR京都線)高槻駅改良計画-
JR西日本は、東海道本線(JR京都線)で高槻駅の改良計画を進めています。上り線・下り線とも一番外側の「待避線」を廃止し、この空間に新快速電車が停車するプラットホームを整備します。
また、既存の駅舎とは「乗換通路」で接続して、昇降設備としてエレベータ・エスカレーター・階段が設置されます。概算事業費は約48億円、2016年春に供用開始する予定です。
JR西日本 ニュースリリース(2013/04/17)
東海道本線(JR京都線)高槻駅改良計画について
● 高槻駅に「昇降式ホーム柵」を設置
「JR西日本」は、扉の枚数が異なる車両にも対応できる「昇降式ホーム柵」の開発に取り組んでおり、JR神戸線の「六甲道駅」で試行運用を行っていますが、実用化の目処が立ちました。
この結果、JR京都線の「高槻駅」で工事を進めている「新快速専用の新設ホーム」に「昇降式ホーム柵」を整備することとなりました。
2016年春の「新快速専用の新設ホーム」の供用開始と同時に「昇降式ホーム柵」も供用開始されます。
引用資料 JR西日本 ニュースリリース(2015/03/18)
六甲道駅「昇降式ホーム柵」を継続設置します 「昇降式ホーム柵」を高槻駅に設置します
東海道本線(JR京都線)は、「方向別複々線」になっています。「方向別複々線」では同じホームで乗り換えが出来て便利です。
しかし、「高槻駅」では一番外側の「待避線」を廃止し、新快速電車が停車するプラットホームを整備すると「方向別複々線」なのに同じホームで乗り換えが出来なくなります。
これではまるで「線路別複々線」で不便ですが、今回の「新快速専用の新設ホーム」は、「昇降式ホーム柵」を設置する事を前提にこのような配置になったのかも知れません。
「東海道本線(JR京都線)高槻駅改良計画」が行われているJR高槻駅です。両端の「新快速専用の新設ホーム」に「昇降式ホーム柵」を設置します。
増設される「上りホーム(京都方面行き)」です。廃止された「上り外待避線(1番線)」の上に建設されています。ホームの有効長260m、幅員約4m~6mとなります。ホーム柵延長は約250mです。
増設される「下りホーム(大阪方面行き)」です。廃止された「上り外待避線(8番線)」の上に建設されています。ホームの有効長260m、幅員約5m~6mとなります。ホーム柵延長は約250mです。
JR神戸線の六甲道駅の昇降式ホーム柵
JRゆめ咲線「桜島駅」の1番ホームで「昇降式ホーム柵」の実証実験が、2013年12月~2014年3月末まで行われました。
JR西日本が開発を進めてきた「昇降式ホーム柵」は、ホームドアの代わりにワイヤーロープを設置し、列車のドアが開く際にワイヤーロープを上昇させる方式のホーム柵です。これまでのホームドアとは異なり、車両のドアの位置や数が変わっても対応出来ます。
JR西日本は、神戸線の「六甲道駅」の上り線3番のりばに「昇降式ホーム柵」を設置し、2014年12月13日~2015年3月末(予定)まで試行運用を行っています。
● 2014年4月以降も継続設置
試行運用の期間は、2014年12月13日~2015年3月末(予定)でしたが、実用化の目処が立ったため、現在設置しているホーム柵については、2015年4月以降も継続設置する事が決まりました。
「昇降式ホーム柵」は、5本のワイヤーロープを高さ50cm~120cmに水平に張って利用者の線路への転落を防いでいます。
ワイヤーロープが上がり、ドアが開いた状態です。
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