祝! 開校した「立命館大学 大阪いばらきキャンパス(略称OIC)」 Part3・「キャンパス南側の施設 & キャンパス周辺道路の整備」編
-立命館大学 大阪いばらきキャンパス(略称OIC)-
立命館大学は、大阪府茨木市に「大阪茨木新キャンパス整備事業」を進めていました。敷地面積は約9.9万㎡で、文系の「衣笠キャンパス(京都市)」約12.6万㎡、理系の「びわこ・くさつキャンパス(滋賀県)」約61.1万㎡に次ぐ第3のキャンパスとなります。
新キャンパスの正式名称は「大阪いばらきキャンパス(略称OIC)」となっています。建設工事が完了して、2015年3月29日(日)に竣工式が行われ、2015年4月に開校しました。
既存のキャンパスから学部が「経営学部、政策科学部」、大学院が「経営学研究科、政策科学研究科、テクノロジー・マネジメント研究科、経営管理研究科」が移転してきました。2015年4月開設時の学生数は約6,000名です。
● 総合心理学部の設置構想
立命館大学では、2016年年4月に、大阪いばらきキャンパスに「総合心理学部」を設置する構想を取りまとめ、具体化に向けた準備を進めています。
「総合心理学部」は、「総合心理学科」で構成し、「認知・行動コース、発達・支援コース、社会・共生コース」の3つのコースが設けられる予定です。入学定員は280名(4学年で1,120名)を予定しています。
「総合心理学部」の開設にともない、文学部人文学科心理学域(入学定員150名)の入学者募集は2015年度をもって停止します。
文学部人文学科心理学域の発展解消になるので、実質的には「衣笠キャンパス」の文学部の機能の一部が、「大阪いばらきキャンパス」に移転する事になります。
「立命館大学 大阪いばらきキャンパス(略称OIC)」の全景です。
「立命館大学 大阪いばらきキャンパス)」は、JR京都線(東海道本線)の東側にあった「サッポロビール・大阪工場」跡地に建設されました。
市道岩倉町2号線
キャンパス西側のJR線沿いには、道路(市道岩倉町2号線)が整備されました。車道は2車線で、「自転車専用道路」と点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)付の「歩行者専用道路」も整備されています。
「立命館大学 大阪いばらきキャンパス)」を南西側から見た様子です。手前は「バイク置場(大学専用)」です。バイク置場の奥は「F棟」です。「F棟」は、運動場に隣接し、スタンドと更衣室等が設置されています。
歩道橋の改修
キャンパスの南西端に隣接する「JR京都線(東海道本線)」をオーバーパスする歩道橋の改修が行われて、キャンパスと連絡する階段および連絡橋が整備されました。
OICフィールド
キャンパスの南西側には「OICフィールド」が設けられています。正課授業、OICに活動拠点を移す体育会ホッケー部の活動、一般利用などを想定しています。
人工芝の運動場を設けた国内屈指の設備を有する陸上ホッケー場です。運動場には観客席つきスタンドが併設されています。
「OICフィールド」を南西側から見た様子です。
「OICフィールド」を北西側から見た様子です。
「OICフィールド」には、観客席つきスタンドが併設されています。
キャンパスの南側部分です。「近畿自動車道」および「大阪府道2号大阪中央環状線」の北側になります。
大阪府道2号大阪中央環状線の側道整備
「立命館大学 大阪いばらきキャンパス」の開校に合わせて、「大阪府道2号大阪中央環状線」の側道の整備が行われました。
「自転車専用道路」は、「近畿自動車道」および「大阪府道2号大阪中央環状線」の南側に整備されています。
点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)付の「歩行者専用道路」が整備されました。
南西エントランス(春日門)
「南西エントランス(春日門)」です。こちら側にも門や塀(へい)がありません。
リザーブスペース
「リザーブスペース」を南西側から見た様子です。「リザーブスペース」は、将来展開用の余剰スペースです。
当面は多目的なグラウンドとして学生の諸活動で利用する予定です。芝の種子散布等を行って緑化を行います。埃(ほこり)防止のための散水設備も整備されています。
「リザーブスペース」を南東側から見た様子です。
「リザーブスペース」は、まだフェンスで囲まれて利用されていませんでした。埃(ほこり)防止のための散水が頻繁に行われていました。自動的に散水を開始して、自動的に停止するようになっていました。
「リザーブスペース」を北東側から見た様子です。「リザーブスペース」はかなり広いです。新しい学部の設置等の時には、かなり大きな校舎が建設可能です。
キャンパスプロムナード「桜の路」
リザーブスペースの東側を南北に”キャンパスプロムナード「桜の路」”が貫いています。
”キャンパスプロムナード「桜の路」”を北側から見た様子です。
”キャンパスプロムナード「桜の路」”を南側から見た様子です。
南エントランス(奈良門)
”キャンパスプロムナード「桜の路」”の南端には、「南エントランス(奈良門)」があります。こちら側にも門や塀(へい)がありません。
桜の広場
”キャンパスプロムナード「桜の路」”の南側の西側は「桜の広場」となっています。
ここまで綺麗になったので、「大阪府道2号大阪中央環状線」の側道も「電線類地中化」を行って欲しかったです。
「桜の広場」を北西側から見た様子です。
里山エリア
”キャンパスプロムナード「桜の路」”の東側は「里山エリア」となっています。
「立命館大学 大阪いばらきキャンパス(略称OIC)」は、南東側でマンション等に隣接しています。
キャンパスには基本的には塀はありませんが、この部分にはフェンスが設けられています。「里山エリア」の盛り土や樹木で隠してフェンスを見えないようにしています。
キャンパスの建設時に残土が山積みされていたので、「里山エリア」の盛り土は、建設時の残土の一部を利用していると思われます。
「里山エリア」の説明です。
キャンパスの北東側には、キャンパスに隣接する「岩倉公園(茨木市が管理)」が整備されていますが、「岩倉公園」の北西側は”緑のプロムナード「楠の路」”となっています。
緑のプロムナード「楠の路」
「岩倉公園」の北西側に整備された”緑のプロムナード「楠の路」”です。
茨木松ヶ本線(都市計画道路)
開校に合わせて、「立命館大学 大阪いばらきキャンパス」および「岩倉公園」の北側に「茨木松ヶ本線」が整備されました。「自動車道路、自転車専用道路、歩行者専用道路」が整備されています。
茨木松ヶ本線のアンダーパス部
2015年3月27日に、「茨木松ヶ本線」の一部は供用開始しましたが、肝心のJR京都線(東海道本線)の線路の下を進むアンダーパス部はまだ完成していません。工事は当初計画より遅れているようで、2018年春に供用開始予定です。
茨木市 公式ホームページ(2015/04/16)
茨木松ヶ本線のアンダーパス部は平成30年春供用予定
「茨木松ヶ本線」の歩道のアンダーパス部の入口です。ただし、3年後の2018年春まで西側の「イオン茨木ショッピングセンター」方面に抜ける事が出来ません。
「茨木松ヶ本線」の歩道のアンダーパス部の入口は、「立命館大学 大阪いばらきキャンパス」の北端にあります。
「茨木松ヶ本線」の歩道のアンダーパス部の入口はフェンスで閉鎖されています。供用開始は3年後の2018年春の予定です。
ガラス越しに覗いてみました。写り込みが酷いですが、階段などの基本構造はほぼ完成しているように見えます。
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