-(仮称)よみうり文化センター(千里中央)再整備事業-
「読売新聞、讀賣テレビ放送、関西電力、関電不動産、MID都市開発」の5社は、大阪府豊中市の千里中央にある「よみうり文化センター」の再整備事業を進めています。
「Ⅰ期工事」として事業計画地南側の「タイムズよみうり文化センター駐車場」を解体し、商業施設を整備した後、Ⅰ期部分を供用しながら北側の「よみうり文化センター」を解体し、「Ⅱ期工事」として住宅施設・商業施設を整備します。
このうち、読売新聞大阪本社と読売テレビが共同で建設・運営する商業施設「SENRITO よみうり」が、2015年7月1日(水)に一部開業する予定となりました。
引用資料 関電不動産・プレスリリース(PDF:2015/04/27)
よみうり文化センター(千里中央)商業施設「SENRITOよみうり」7月I 期開業
「SENRITO よみうり」Ⅰ期には、現よみうり文化センターの多彩な専門店やクリニックが移転入居するほか、長年親しまれたスイミングスクール・スタジオ講座を、大阪ガスグループのオージースポーツが「コ・ス・パ」の新店舗で承継します。
3階には充実した「クリニックモール」を設けます。健康・医療面の拡充がⅠ期施設の特徴です。
このほか新たな飲食スポットとしてイタリアンレストラン・宅配ピザ「サルヴァトーレ クオモ」及びカフェ「スターバックス コーヒー」を誘致しました。駅側と施設を結ぶ2階レベルの歩行者回廊(デッキ)も一部開通します。
(仮称)千里中央超高層タワーマンションプロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)よみうり文化センター(千里中央)再整備事業
◆ 所在地-大阪府豊中市新千里東町一丁目1番の3(地番)
◆ 交通-北大阪急行線「千里中央」駅徒歩1分、大阪モノレール線「千里中央」駅徒歩3分
◆ 階数-地上52階、地下1階(住宅施設)、地上7階、地下1階(商業施設)
◆ 高さ-最高部184.92m(住宅施設)、37.14m(商業施設)
◆ 敷地面積-12,239.48㎡(施設全体)
◆ 建築面積-10,353.63㎡(施設全体)
◆ 延床面積-110,677.84㎡(容積対象床面積72,974.88㎡)108,716.01㎡(容積対象床面積73,346.45㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造(施設全体)
◆ 用途-共同住宅、商業施設
◆ 総戸数-552戸(他店舗1戸)
◆ 建築主-(商業施設)読売新聞、讀賣テレビ放送、(住宅施設)MID都市開発、関電不動産、関西電力
◆ 設計者・監理者-(商業施設)日建設計、(住宅施設)大林組
◆ 施工者-(商業施設)清水建設、(住宅施設)大林組
◆ 工事期間
◇ 商業施設Ⅰ期新築-2014年04月中旬~2015年06月下旬予定
◇ 既設建物解体-2015年07月上旬~2016年01月下旬予定
◇ 商業施設Ⅱ期新築-2016年02月上旬~2017年03月下旬予定
◇ 住宅施設新築-2016年02月上旬~2019年04月下旬予定
◆ 竣工-2019年02月下旬予定
◆ 入居開始-2019年03月下旬予定
「土地及び建築物の配置図」です。住宅施設は、定期借地権付きの分譲の超高層タワーマンションとなります。
Ⅰ期工事(タイムズよみうり文化センター駐車場の敷地)
先に、「Ⅰ期工事」として南側の「タイムズよみうり文化センター駐車場」を解体し、商業施設を建設しています。
商業施設「SENRITO よみうり」は、2015年7月1日(水)に一部開業する予定です。「SENRITO よみうり」は、2017年春に全面開業の予定です。
東側壁面です。
レンガ調の外壁が姿を現しています。
駅側と施設を結ぶ2階レベルの「歩行者回廊(デッキ)」も建設中です。
「歩行者回廊(デッキ)」は、この部分で接続します。
「商業施設Ⅰ期」の南側壁面です。
Ⅱ期工事(よみうり文化センターの敷地)
商業施設を整備した後、Ⅰ期部分を供用しながら北側の「よみうり文化センター」を解体し、「Ⅱ期工事」として住宅施設・商業施設を整備します。Ⅱ期側の商業施設には、「イオンモール」が専門店街を形成します。
住宅施設の高さの変更はありませんが、階数が地上51階、地下1階から地上52階、地下1階に変更になっています。
それに伴い、延床面積も108,716.01㎡(容積対象床面積73,346.45㎡)から110,677.84㎡(容積対象床面積72,974.88㎡)に拡大されています。総戸数も543戸から552戸(他店舗1戸)に増えています。
随分気が早く、まだ既存建物の解体工事も始まっていないのに「(仮称)千里中央超高層タワーマンションプロジェクト」としてすでに公式HPがオープンしています。
私は、全国でいろいろな超高層タワーマンションの建設現場を見てきましたが、こんなに早く公式HPがオープンした物件は記憶にありません(笑)。
公式HP → (仮称)千里中央超高層タワーマンションプロジェクト
「よみうり文化センター」の北側部分です。
「よみうり文化センター」の南側では、「商業施設Ⅰ期」の工事が行われています。
「商業施設Ⅰ期」の北側壁面です。引き続き「商業施設Ⅱ期」の工事が行われるので壁がむき出しになっています。
西側の「新御堂筋」をオーバーパスする歩行者デッキから見た様子です。こちら側に住宅施設が建設されます。
「商業施設Ⅰ期」の西側壁面です。
「(仮称)よみうり文化センター(千里中央)再整備事業」の数値が修正された「建築計画のお知らせ」です。
高さの変更はありませんが、階数が地上51階、地下1階から地上52階、地下1階へと1階増えています。
(おまけ)
千里中央の中核施設である複合商業施設「千里セルシー」です。40年以上前の万博後の1972年11月15日にオープンしました。「阪急阪神ビルマネジメント」が運営会社となっています。
概要は、地上6階、地下1階、敷地面積約14,028㎡、延床面積約65,238㎡(商業施設面積約20,596㎡)、店舗数約120店となっています。
(おまけ)
複合商業施設「千里セルシー」は、開業後40年以上経過してもまだまだ現役バリバリですが、さすがに裏側に回ると老朽化がかなり進んでいる事が分かります。
今回、久しぶりに「千里セルシー」をいろいろ探索して見ましたが、40年以上前の規準で建設しているので、「階段」多く「エスカレーター」が少なかったりして、バリアフリー等もイマイチです。そろそろ大規模な改修もしくは建て替えが必要な時期に来ていると思います。