関西文化学術研究都市 「三菱東京UFJ銀行」が事務センターを新設 京都府にとって戦後最大規模の投資?
-三菱東京UFJ銀行が事務センターを新設-
今年の2月末に話題になりましたが、「三菱東京UFJ銀行」は大阪ガスが関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に保有していた土地5haを取得しました。
場所は、関西文化学術研究都市の精華・西木津地区で、「けいはんなオープンイノベーションセンター(旧:私のしごと館)」の西側です。大阪ガスが所有する土地11haのうちの5ha取得しました。
報道によると「三菱東京UFJ銀行」は事務センターを建設するようです。高さ約48mの大規模な施設で、システム関連の拠点となる予定です。
システム関連の拠点では、災害対応が重要になります。関西文化学術研究都市の精華・西木津地区は、地盤が固く自然災害に強いとされ、「三菱東京UFJ銀行」はこうした特性を考慮した上で進出を決めたとみられます。
● 京都府にとって戦後最大規模の投資?
京都府知事は、2月末の記者会見で「府にとって戦後最大規模の投資になる」との見通しを示し、「地域活性化に大きく貢献してくれると思う」と歓迎しました。
具体的な内容は未定ですが、「府にとって戦後最大規模の投資になる」というのは、JR京都駅ビルの総事業費約1500億円よりも巨額になるという事でしょうか?
早ければ2015年度中の着工を予定しているようです。具体的な内容が全く見えませんが、永らく沈滞していた「関西文化学術研究都市」がにわかに活気づいてきました。
京都府は、研究開発用に加えて生産向けの施設立地も可能に規制緩和を行いました。これも大きいと思います。
「三菱東京UFJ銀行」の事務センターは、関西文化学術研究都市の中心地区「精華・西木津地区」に建設される予定です。
写真は中心の幹線道路「精華大通り」です。延々と「メタセコイア」の並木が続いていて美しい通りとなっています。「三菱東京UFJ銀行」の事務センターは、「精華大通り」から高台に建設されます。
奥には2015年5月26にオープンしたサントリーグループの新研究開発拠点「サントリー ワールド
リサーチセンター」が見えます。
高台の敷地はフェンスで囲まれています。奥に見えるのが「けいはんなオープンイノベーションセンター(旧:私のしごと館)」です。
敷地内をバンザイしてバリアングルで撮影しました。大阪ガスが所有する土地11haのうちの5ha取得したという事ですが、どの部分かは分かりませんでした。写真はたくさん撮影したので、正式な場所が判明したらまたUPしたいと思います。
(おまけ)
悪名高い「旧:私のしごと館」です。建設費581億円(土地150億円、建物及び構築物406億円、その他25億円)もかけて建設しました。
雇用保険の無駄遣い等の批判や国の予算縮減等を受けて、2010年3月31日で営業終了となりました。なんでこんな無駄遣いをしたんでしょうね・・・
施設は入札が不調に終わったため、2014年に国から京都府へ譲与されました。京都府は2015年4月に「けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)」として再オープンしています。
(おまけ)
「けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)」は、敷地面積83,581.12㎡、延床面積35,827.37㎡です。
健康・医療や環境・省エネなどに関する企業の技術交流の促進を目指して入居者の募集を行っていますが、建物は研究目的に建てた訳では無いので、使いにくそうな形状です。埋まる日が来るのでしょうか?
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