地下鉄御堂筋線「中津駅」の直上 「ラマダホテル大阪(旧東洋ホテル)」跡地は、東急不動産のブランズタワー?
-ラマダホテル大阪(旧東洋ホテル)-
大阪市営地下鉄御堂筋線中津駅の直上にあった「ラマダホテル大阪」の前身である「旧東洋ホテル」は、大阪万博の前年の1969年に「三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)」が中心となって開業しました。
高度済成長期には、「ロイヤルホテル(現リーガロイヤルホテル)、ホテルプラザ(1999年閉館)」とともに大阪の高級ホテル“御三家”の一つに数えられていました。
しかし、バブル崩壊後の景気悪化や外資系の進出などで業績が悪化し、2004年にホテル営業権を米大手投資銀行「モルガン・スタンレー」のグループ会社に譲渡、2006年に米センダント系のラマダ・ワールドワイドチェーンに加盟し、「ラマダホテル大阪」に名称変更しました。
その後も大阪市内には高級ホテルの開業が相次ぎ、競争が激化および建物の老朽化が進み、2013年12月31日に閉館しました。
「ラマダホテル大阪」は、地上16階、地下2階、総客室数547室で、レストラン・宴会場・結婚式場なども備えていました。
閉館後、「オリックス不動産」が取得し、その後、親会社である「オリックス」に所有権(受益権)を移しています。
北西側から見た様子です。閉館後、「仮囲い」で囲まれたままで動きの無かった「ラマダホテル大阪(旧東洋ホテル)」ですが、いよいよ本格的な解体工事が始まります。
北東側から見た様子です。
南東側から見た様子です。
解体工事の工事名は、「大阪市北区豊崎三丁目計画建屋解体撤去工事」で、「東急ホームズ」が行います。解体工事の工期は、2015年4月13日~2016年6月30日(予定)となっています。
「労災保険関係成立票」です。解体工事は「東急ホームズ」が行いますが、注文者は「東急不動産」となっています。
「オリックス」から「東急不動産」にすでに土地が売却されているのか? これから売却するのか? 分かりませんが、「東急不動産」の単独、もしくは共同事業によって超高層タワーマンション「ブランズタワー」が建設されるのは間違いないと思います。
「東急不動産」は関東系ですが、関西に積極果敢に投資しています。建設中の「ブランズタワー・ウェリス心斎橋NORTH、(仮称)東心斎橋1丁目計画Ⅱ」に続き、旧大阪府商工会館跡地で、地上38階、塔屋2階、地下1階、総戸数276戸の「ブランズタワー御堂筋本町」を着工しています。
週間の「作業予定」です。現在は、本格的な解体工事前の「仮設工事、事前調査等」が行われています。
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