任天堂の「スプラトゥーン」の世界累計販売本数が100万本を突破! 開発拠点の「任天堂本社開発棟」はまるで要塞?
-任天堂-
昨日、2015年5月28日に発売になった「任天堂」の据置型ゲーム機「Wii U」用のイカをモチーフとしたアクションシューティングゲーム「スプラトゥーン」の世界累計販売本数が100万本を超えた事が話題になりました。
「任天堂」は、スマホの急速な普及により非常に苦しんでします。2015年3月期の連結決算は、売上高5497億円、営業利益247億円となっています。
2009年3月期に記録した、売上高1兆8386億円、営業利益5552億円と比べると売上高は3分の1以下、営業利益に至っては20分の1以下と悲しいくらいの落ち込みです。
しかし、6月25日終値時点の株式時価総額は3,034,550百万円と3兆円を超えています。これは日本企業の時価総額ランキングで37位に位置します。
株式時価総額は企業の将来の指標と言われています。「スプラトゥーン」のヒットを見るように投資家は「任天堂」はいつか復活すると見ていると言うことです。
過去には、ソニーの「プレイステーション2」に完膚なきまでに敗北して、その後、驚異の復活をして、2009年3月期には驚異的な決算を記録しました。過去に何度も逆境を乗り越えてきた「任天堂」は必ず復活すると私は信じています。
● 任天堂本社開発棟
「任天堂」の研究開発の総本山は、「任天堂本社開発棟」です。本社のすぐ北西側の元ゴルフ練習場跡地に建設され、2014年6月18日から業務を開始しています。
地上7階、地下1階、延床面積約50,229㎡、総工費約190億円で、本社の開発部門の全社員約1,000人と東山区のソフト開発拠点「京都リサーチセンター」の約100人を集約しました。
約4haの広大な敷地の中で、北西側に建物を配置し、南側、東側にまとまった空地を確保し、外構面積のおよそ50%を緑化することで周辺環境に緑の潤いをもたらしています。本社との景観的な関係に配慮し、シンプルで深みのある外観としています。
任天堂本社開発棟の概要
◆ 所在地-京都府京都市南区東九条南松田町2番地1
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 敷地面積-約40,000㎡
◆ 延床面積-約50,229㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造+鉄骨造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-オフィス
◆ 建築主-任天堂
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2012年01月
◆ 竣工-2014年01月
◆ 業務開始-2014年06月18日
◆ 総工費-約190億円
「任天堂本社開発棟」を南東側から見た様子です。「スプラトゥーン」を開発した「任天堂情報開発本部」も入っています。
最寄りの駅は、京都市営地下鉄烏丸線「十条駅」と近鉄京都線「十条駅」もしくは「上鳥羽口駅」となっています。
出入口は、南東側(本社側)のこの1ヶ所のみというセキュリティの徹底ぶりです。
敷地は、四方を高い塀で囲まれています。
敷地西側の「油小路通」沿いの塀です。
塀の上には、防犯センサーを張り巡らせています。まるで要塞ですね。「ルパン三世」クラスでないと侵入は難しそうです(笑)。
「任天堂本社開発棟」を北西側から見た様子です。こちら側に近鉄京都線「十条駅」があります。
近鉄京都線「十条駅」側の北西角には「通用口」さえ設置しないというセキュリティの徹底ぶりです。近鉄京都線「十条駅」側からは、2辺で約200m+約200m遠回しないと入口にたどり着きません。
近鉄京都線「十条駅」のホームからはこんなに近くに見えるのに・・・
任天堂の本社です。「任天堂本社開発棟」のすぐ南東側にあります。
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