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2015年6月23日 (火)

祝! 関西国際空港のLCC専用「第3ターミナルビル(T3)」がついに着工!

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-関西国際空港・第3ターミナルビル(T3)-
 「新関西国際空港会社」は、関西国際空港にLCC(格安航空会社)専用の「第3ターミナルビル(T3)」を整備します。
 急増する外国人観光客のため「第2ターミナルビル(T2)」の処理能力に近い将来、限界が生じると予測されており、「第3ターミナルビル(T3)」の整備を決めました。

 「新関西国際空港会社」は、2015年6月22日に「関西空港第3ターミナル(T3)」の建設工事の安全祈願祭を行い着工しました。
 当初計画より着工が遅れたため、2016年下期(7月~12月)の供用開始予定が、2017年3月になる予定です。

● 当初計画より規模拡大
 「第3ターミナルビル(T3)」は、関西国際空港の2期島に建設され、平屋建て(一部2階)延床面積約36,000㎡です。総事業費は約130億円となっています。

 当初計画では、延床面積約33,000㎡、総事業費は約120億円だったので、1割程度増加しています。
 外国人観光客の増加のスピードが想定を上回り、LCC(格安航空会社)の便数が想定以上に増えたため、施設を一部拡張して運用を始めます。

 国内線と国際線で使っている「第2ターミナル(T2)」は、完成後は「第2ターミナルビル(T2)」がLCC国内線用、「第3ターミナルビル(T3)」がLCC国際線用となります。両ターミナル合計の年間処理能力は800万人です。

● 春秋航空の初の海外拠点
 「新関西国際空港株式会社」と「春秋航空股份有限公司」は、「関西国際空港」を「春秋航空」の初の海外拠点とすることで最終合意しています。

 新関西国際空港株式会社(PDF:2015/03/03)
 春秋航空 関西国際空港を初の海外拠点とすることに合意

 今後、2020年までの5年間でさらなる大幅な路線拡充を順次行い、関西国際空港と中国20都市以上に週100便以上を就航させる計画です。これが実現すると、日本国内の空港では、中国便に関して凄い存在感を示す事が出来ます。

 日中間には、尖閣諸島の領有権争いがあり先が見通せませんが、尖閣諸島の領有権争いがこれ以上深刻化しなかったら十分可能な目標だと思います。


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第3ターミナルビル(T3)のイメージ
 
「第3ターミナルビル(T3)」のイメージです。延床面積約33,000㎡時のイメージのため、実際とは少し異なると思われます。

 引用資料 新関西国際空港・ニュースリリース(2013/12/26)
 新LCC ターミナルビル(T3)整備について

第4ターミナルビル(T4)の構想も!
 「新関西国際空港会社」は、2017年度以降ですが、新関西国際空に国内線専用の「第4ターミナル(T4)」を新設する検討に入っています。

 用地は、「第3ターミナルビル(T3)」北東側の隣接地で、「第4ターミナル(T4)」と「第1ターミナル(T1)」は、ターミナルと駅をつなぐ橋も造る構想です。


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第3ターミナルビル(T3)の配置図
 「第3ターミナルビル(T3)」の配置図です。延床面積約33,000㎡時の配置図のため、実際とは少し異なると思われます。

 「第3ターミナルビル(T3)」は、平屋建て(一部2階)延床面積約36,000㎡です。新設するエプロン(駐機場)は中大型機対応の6スポットで、小型機であれば11機まで対応できます。

 「第3ターミナルビル(T3)」建設予定地の北東側には、将来の需要増に備えて「拡張用地」を確保しておきます。


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2012年10月28日から供用開始したLCC専用の「第2ターミナルビル(T2)」です。外から見ると倉庫のような造りですが、内部は簡素ですが綺麗です。

 現在は、国内線と国際線で使っている「第2ターミナル(T2)」ですが、「第3ターミナルビル(T3)」の完成後は、国内線用となります。

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