京都駅南口が大きく変わる! 京都駅南口駅前広場整備事業 2015年8月10日の建設状況
-京都駅南口駅前広場整備事業-
2015年7月、世界で最も影響力のある観光雑誌「トラベル・アンド・レジャー」の読者投票において、京都市が世界で最も魅力的な観光都市に選ばれました。2年連続世界一という非常に名誉な記録です。
空港も港もない京都市にとっては、「京都駅」が玄関口であり、大きな期待を持って京都を訪れる多くの観光客等を最初に迎える場所となります。
京都駅の北側には非常に立派な駅ビルがあり、京都の顔となっています。しかし、南口は整備が遅れ、顔となる施設もありません。
そこで京都市は、公共交通機関の乗継利便性の向上や、歩行空間の創出を図り、より一層、使いやすく、人にやさしい駅前広場となるよう具体的な検討を進め「京都駅南口駅前広場整備事業」を本格始動させました。
引用資料 京都市情報館(2014/10/03)
京都駅南口駅前広場整備事業の本格始動について
京都駅南口駅前広場整備事業の概要
◆ 事業区間-南区西九条池ノ内町~南区東九条西山王町
◆ 延長・幅員-L=850m、W=36~74m
◆ 事業の経過と予定
2009年06月-京都駅南口駅前広場施設再配置研究会設立
2011年03月-京都駅南口駅前広場整備計画策定
2013年05月-都市計画変更
2013年07月-事業認可取得
2014年06月-機械式地下駐輪場工事着工
2014年11月-駅前広場整備工事着工予定
2015年12月-駅正面の拠点広場デッキ完成(プレオープン)予定
2016年12月-駅前広場整備工事 完成予定
◆ 事業費-約45.6億円
「京都駅南口駅前広場整備事業」の概要です。
「京都駅南口駅前広場整備事業」の完成予想図です。
工事案内も4ヶ国語対応でインターナショナルです。さすが国際観光都市「京都」ですね!
● 驚異的な外国人観光客の増加
大阪のミナミが「インバウンド観光(訪日外国人旅行)」で沸騰していますが、京都も凄まじいです。大阪のミナミは、圧倒的にアジア系に人気ですが、京都は欧米系も多いです。
京都に来るたびに外国人観光客の急増に驚かされますが、それもそのはずです。「日本政府観光局(JNTO)」の発表によると、訪日外客数は、5月が1,641,800人(伸率49.6%)、6月が1,602,200人(伸率51.8%)です。1月~6月までの累計で9,139,900人(伸率46.0%)です。
その多くが、「成田空港」から入国し、観光スポットを巡ってから、「関西国際空港」から帰国、または関西から関東という逆のルートの「ゴールデンルート」を経由します。
京都は「ゴールデンルート」の目玉の1つです。伸び率が前年比5割UPだと、数ヶ月単位で景色が全く違って見えるのも当然ですね。
● 私も「お・も・て・な・し」をしてみました!
外国人観光客が急増すると、分からなくて困っている外国人観光客によく遭遇するようになります。私は英語が超苦手なので、躊躇しましたが、「お・も・て・な・し」をしてみました。
JR京都駅の地下改札口で、JRグループ6社が共同して提供する「JAPAN RAIL PASS(ジャパンレールパス)」 を持って、駅に入り方が分からなくて困っている東南アジア系の若い綺麗なお姉さんに身振り手振りで説明しました。
「お・も・て・な・し」をしたのは、そのお姉さんが、私が神と崇める「安室ちゃん」に似ていたからかも知れません(笑)。
南東側から見た様子です。
南側から見た様子です。現在の京都駅南口には、顔となる施設がありません。
南西側から見た様子です。
「京都アバンティ」前は「観光バス乗降場」となります。大型バスが発着する観光バス乗降場は、入場しようとする観光バスが、道路上でタクシー等と輻輳することを避けるため、現在の駅正面からアバンティ前に移設します。
サンクンガーデン(アバンティ前:半地下の広場)
観光バス乗降場に隣接する「サンクンガーデン」については、エスカレーターを新設するとともに、人が憩える大階段を整備することで新たな賑わいを創出します。「サンクンガーデン」は、修学旅行生等の団体客がバスを待つスペースとしても利用できます。
現在の「サンクンガーデン」です。
「サンクンガーデン」は、「京都アバンティ」側に抜ける地下道とつながっています。
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