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2015年8月12日 (水)

京都駅南口駅前広場整備事業 耐震地下駐輪場「エコサイクル」 自転車が高速(平均13秒)で自動入出庫!

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-京都駅南口駅前広場整備事業-

 2015年7月、世界で最も影響力のある観光雑誌「トラベル・アンド・レジャー」の読者投票において、京都市が世界で最も魅力的な観光都市に選ばれました。2年連続世界一という非常に名誉な記録です。

 空港も港もない京都市にとっては、「京都駅」が玄関口であり、大きな期待を持って京都を訪れる多くの観光客等を最初に迎える場所となります。

 京都駅の北側には非常に立派な駅ビルがあり、京都の顔となっています。しかし、南口は整備が遅れ、顔となる施設もありません。
 そこで京都市は、公共交通機関の乗継利便性の向上や、歩行空間の創出を図り、より一層、使いやすく、人にやさしい駅前広場となるよう具体的な検討を進め「京都駅南口駅前広場整備事業」を本格始動させました。

 引用資料 京都市情報館(2014/10/03)
 京都駅南口駅前広場整備事業の本格始動について

京都駅南口駅前広場整備事業の概要
◆ 事業区間-南区西九条池ノ内町~南区東九条西山王町
◆ 延長・幅員-L=850m、W=36~74m
◆ 事業の経過と予定
  2009年06月-京都駅南口駅前広場施設再配置研究会設立
  2011年03月-京都駅南口駅前広場整備計画策定
  2013年05月-都市計画変更
  2013年07月-事業認可取得
  2014年06月-機械式地下駐輪場工事着工
  2014年11月-駅前広場整備工事着工予定
  2015年12月-駅正面の拠点広場デッキ完成(プレオープン)予定
  2016年12月-駅前広場整備工事 完成予定
◆ 事業費-約45.6億円


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「京都駅南口駅前広場整備事業」の概要です。


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機械式地下駐輪場

 限られた空間を有効活用するため、地下空間を利用した高い収容能力をもつ機械式地下駐輪場を、京都府下で初めて採用しました。

 地上の入出庫ブースはコンパクトですが、地下における自転車の収容台数が1基あたり204台と大きいのが特徴です。
 八条西洞院付近に2基、アバンティ前に1基、合計3基(収容台数は合計612台)整備しました。2015年2月11日(水)から供用開始しています。


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耐震地下駐輪場「エコサイクル」

 機械式地下駐輪場は、耐震地下駐輪場「エコサイクル」となっています。自転車の入出庫操作は、全てコンピュータ制御により自動化されています。

 「エコサイクル」は、私の田舎の高知県が誇る「技研製作所」の製品です。「技研製作所」と言えばシートパイルを圧入する「サイレントパイラー」が有名ですが、「耐震地下駐輪場、耐震地下駐車場」なども開発しています。

 技研製作所・公式HP → エコサイクル

 「エコサイクル」は、京都駅南口駅前広場に続き、京都市庁舎の再整備に伴い、新たに2基の導入が決まっています。
 駐輪場に隣接し歴史的建造物として保存される壮麗な現本庁舎の外観や、古都京都の街並みに調和するデザイン性の高さが評価されたためです。


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この日は、マスコミが「エコサイクル」取材をしていました。


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エコサイクルは、「地上に文化を、地下に機能を」が開発コンセプトの機械式耐震地下駐輪場です。地上の入出庫ブースはコンパクトです。自転車が高速(平均13秒)で自動入出庫出来ます。


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平面式の「まちかど駐輪場(約240台)」も整備されます。

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