京都大学の新たな拠点 「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)・iPS等臨床試験センター棟」の建設予定地
-京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)-
「京都大学医学部附属病院」は、怒涛の勢いでキャンパスの再整備が行われています。「山中伸弥教授」がノーベル医学・生理学賞を受賞しましたが、受賞後に再整備の速度が加速しています。
現在は、「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟」、「京都大学(南部)iPS細胞研究所第3研究棟新営その他工事」、「京都大学(南部)医薬系総合研究棟」、「京都大学医学部附属病院 生活習慣病予防研究センター (ハイメディック棟) 新営工事」の4棟が建設中です。
ノーベル賞の受賞とは関係なく、老朽化した病院施設の段階的な建て替えも同時進行で行われています。現在は「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟」の建設が行われています。
Ⅰ期病棟の「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟」が開院すると、次は「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)」の整備が行われます。
引用資料(PDF) → 国立大学法人京都大学
● iPS等臨床試験センター棟の機能を追加
当初は、「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)」のみでしたが、「iPS等臨床試験センター棟」の機能が追加になり、計画名は「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)・iPS等臨床試験センター棟」と非常に長くなっています。
概要は、地上8階、地下1階、延床面積約29,310㎡です。「iPS等臨床試験センター棟」もあるので、京都大学の「iPS細胞」の第5の研究開発拠点とも言えます。「iPS細胞」も本格的に臨床試験が行われる段階が近づいています。
積貞棟
「積貞棟」は、任天堂の故山内溥氏により、築後30年以上が経過した病棟を抱える本院の現状に「京大病院にふさわしい病棟を建ててほしい」との寄附により建設されました。概要は、地上8階、地下1階、延床面積約20,379㎡で、2010年3月に竣工しました。
京都大学(医病)総合高度先端医療病棟
「京都大学」は、京大病院東構内に「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟」を建設しています。Ⅰ期病棟となります。
概要は、免震構造の地上8階、地下1階、最高部高さ34.99m、延床面積22,708.19㎡となっています。「接続棟」と「渡り廊下」も同時に建設します。
災害発生時の対応強化や、重症患者の転送受入、臓器移植時の搬送などに対応するため、屋上部にヘリポート(24m×24m)を設置する計画です。病床数は計414床を予定しています。
京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)
「京都大学(医病)総合高度先端医療病棟(Ⅱ期)・iPS等臨床試験センター棟」」の建設予定地です。北側の「南病棟」と南側の「RI診療棟」の跡地に建設されます。
北側の「南病棟」です。解体される予定です。
南側の「RI診療棟」です。解体される予定です。
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