京都河原町通りのファッションビル 新生「京都BAL」がグランドオープン 約10年ぶりに「丸善 京都本店」も復活!
-京都BAL-
河原町通りのファッションビル「京都BAL(バル)」は、1970年11月にオープンしました。1980年代のDC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランドブームの時には、関西のファッションシーンをリードし、若者を中心に人気を博しました。
しかし、ピーク時に100億円を超えた売上げは、30億円台まで減少していました。そのため、全面建て替えが行われました。
一時閉館前の敷地約350坪に、隣接する南側と北側の土地約500坪をあわせて、敷地面積2,769.82㎡となっています。
旧「京都BAL」は、地上8階、地下2階、延床面積約9,400㎡でした。新生「京都BAL」は、地上6階、塔屋1階、地下2階と階数が2階減りましたが、敷地面積が広くなったので、延床面積18,561,75㎡とほぼ2倍になりました。
● 2015年8月21日グランドオープン
新生「京都BAL」は、2015年8月21日(金)にグランドオープンしました。2013年1月末に一時閉店してから2年7ヶ月ぶりに全面開業となります。
「上質なショッピング体験の提供」をコンセプトに、建物には高級ホテルのような贅沢なデザインを取り入れているのも大きな特徴です。
女性用パウダールームやエレベーターホール、エスカレーター横のラウンジスペースなど共有空間にはゆったりしたくつろぎ空間が設けられています。
総売場面積約12,045㎡という広い面積であれば、通常ならば100店舗近く配置出来ますが、厳選したファッション、雑貨、インテリア、食の専門店と書店、カフェなどの33店舗がゆったりと出店しています。初年度売上目標は、以前の35億円から倍増の70億円を目指します。
● 約10年ぶりに復活した「丸善 京都本店」
私的には、約10年ぶりの「丸善 京都本店」の復活がうれしいです。2005年10月の閉店時には、閉店を惜しむ来店客が、梶井基次郎の小説「檸檬」にちなんで本の上にレモンを置く様子が話題になりました。
「丸善 京都本店」は、新生「京都BAL」の地下1階と地下2階に京都地区最大級の売場面積約1,000坪、蔵書数約100万冊を誇るカフェ併設の大型書店としてオープンしました。
京都BALの概要
◆ 計画名-(仮称)京都BAL再開発計画
◆ 所在地-京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251
◆ 交通-阪急電車「河原町」駅徒歩5分、京阪電車「三条」駅徒歩6分
◆ 階数-地上6階、塔屋1階、地下2階
◆ 建物の高さ-30.7m
◆ 敷地面積-2,769.82㎡
◆ 建築面積-2,500,06㎡
◆ 延床面積-18,561,75㎡(総売場面積約12,045㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-店舗(店舗数33店舗)
◆ 建築主-中澤(株)
◆ 設計者-SO,u(ソウユウ)
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2013年11月
◆ 竣工-2015年07月
◆ 開業日-2015年08月21日
◆ 初年度売上目標-70億円
アメリカのクラシックなホテルをイメージした外観となっています。
新生「京都BAL」は、2015年8月21日(金)にグランドオープンしました。
北西側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
北西側から引いて見た様子です。
手前が「京都BALアネックス」、奥が「京都BAL」です。
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