サンケイビル、JR西日本不動産開発、安田不動産 延床面積約1.5万㎡の「(仮称)東心斎橋ホテル計画」
-(仮称)東心斎橋ホテル計画-
大阪はインバウンド観光が好調なため、日本一ホテルの予約が取りにくいと言われています。その割には新規のホテルの建設計画が出てきません。建設費が高騰しているのが主な理由ですが、それ以外にも大きな理由があると思います。
「日本政府観光局(JNTO)」によると、2015年8月の訪日外客数は、前年同月比63.8%増の181万7千人でした。この中で、中国語圏は、中国591,500人、台湾313,900人、香港141,500人です。中国語圏の比率が6割近くに達しています。
現在の日中関係はお世辞にも良いとは言えません。もし「尖閣諸島」で何かがあったら中国と香港の観光客は雲散霧消してしまうでしょう。台湾も領有権を主張しているのでかなりの影響を受けると思います。
ホテルの経営者は、訪日外客数の急増がこのような薄氷の上に成り立っている事が分かっているので、大規模な投資に踏み切れないのだと思います。
私がホテルの経営者であっても、建設費が高騰する中での投資はリスクが高いので躊躇します。そんな中でもリスクを取るホテルが少しずつ増えて来ています。リスクを負わないとリターンは見込めません
「サンケイビル、JR西日本不動産開発、安田不動産」の3社は、大阪・東心斎橋の駐車場に「(仮称)東心斎橋ホテル計画」を建設します。
敷地は「堺筋」に面し、「長堀橋駅」と「日本橋駅」のほぼ中間に位置します。「大阪富士屋ホテル」の南側敷地で、現在は駐車場「パラカ東心斎橋第3」として使用されています。
(仮称)東心斎橋ホテル計画の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区東心斎橋二丁目12番23、12番27(地名地番)
◆
階数-地上17階、塔屋あり
◆ 高さ-最高部62,000m、軒高59.995m
◆ 敷地面積-1,675.45㎡
◆
建築面積-1,004.74㎡
◆ 延床面積-14,677.20㎡(容積対象床面積13,391.97㎡)
◆
構造-鉄骨造
◆ 用途-ホテル
◆ 建築主-サンケイビル、JR西日本不動産開発、安田不動産(3社の持ち分比率は3分の1ずつ)
◆
設計者-鴻池組
◆ 施工者-(未定)
◆
着工-2015年12月上旬予定
◆ 竣工-2017年06月下旬予定
建設予定地は「堺筋」に面しています。「大阪富士屋ホテル」の南側になります。
現在は駐車場「パラカ東心斎橋第3」として使用されています。
東西に細長い「うなぎの寝床」のような敷地です。
「(仮称)東心斎橋ホテル計画」の建築計画のお知らせです。
「(仮称)東心斎橋ホテル計画」の東立面図です。
「(仮称)東心斎橋ホテル計画」の配置図です。
| 固定リンク
「33 大阪市・南部②」カテゴリの記事
- なんばパークスの南側 エリアの正式名称を「なんばパークス サウス」に決定 2023年3月25日に一部開業し、7月1日にグランドオープン!(2023.03.05)
- クボタ 農機・農業機器メーカーとしては世界3位(国内首位) 2022年12月期は売上高2兆6787億円、2023年12月期は売上高2兆9000億円を予想(2023.02.15)
- 「なんばパークス」の南側 (仮称)難波中二丁目開発計画のうちB敷地計画 オフィスビル「パークス サウス スクエア」が2023年1月10日に竣工!(2023.01.16)
- 「なんばパークス」の南側 「ホテル京阪 なんば グランデ」が2023年1月10日に竣工 2023年3月25日に開業!(2023.01.13)
- 七宝山大福院 三津寺(大阪・ミナミの観音さん) (仮称)三津寺ホテルプロジェクト新築工事 「カンデオホテルズ大阪心斎橋」 が開業!(2022.12.15)